「居眠り磐音」衝撃のあらすじを解説!原作ファン必見の見どころに迫る

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「居眠り磐音」ってどんな映画?基本情報まとめ

(C)松竹株式会社

「居眠り磐音」は2019年5月17日に公開された時代劇映画です。上映時間は119分、配給は松竹が担当しました。

本作は佐伯泰英の時代小説「居眠り磐音」シリーズを原作としています。双葉文庫より刊行されたこのシリーズは、2002年の第1巻発売以来、シリーズ累計2000万部を突破する大人気作品。2007年にはテレビドラマ化もされました。

映画版の監督は「超高速!参勤交代」シリーズなどの本木克英、脚本は上田誠(ヨーロッパ企画)と本木克英が共同で手掛けました。音楽は富貴晴美、主題歌はエレファントカシマシの「easy go」が使用されています。

主演は松坂桃李。磐音の幼なじみで許嫁の小林奈緒役に芳根京子、磐音の兄弟子である小林琴平と河井慎之介を伊藤健太郎と矢本悠馬が演じるという、豪華な顔ぶれが集結しました。

居眠り磐音の原作情報

原作となる佐伯泰英「居眠り磐音」シリーズは、2002年から双葉文庫より刊行されている人気時代小説です。

主人公の坂崎磐音が、江戸の裏社会を舞台に数々の事件に立ち向かう痛快時代劇。剣の達人でありながら世間知らずな磐音のキャラクターと、ユーモアを交えた軽妙な文体が人気を博しています。

2019年11月現在、シリーズ既刊は53巻を数え、累計発行部数は2000万部を突破。2007年にはテレビドラマ化され、「必殺仕事人」シリーズなどで知られる東山紀之が磐音を演じました。

あらすじを紹介!ネタバレなしでストーリーの概要を解説

物語の主人公は、武州泉井藩の下級藩士だった坂崎磐音。ある事件をきっかけに故郷を離れ、江戸で浪人暮らしを送ることになります。

磐音は、元岡っ引きの金さんに拾われ、裏稼業に明け暮れる日々を送ります。しかし、周囲の人々との交流を通して、磐音は「本当の強さ」を見出していくのです。

様々な事件に立ち向かう中で、磐音は「居眠り磐音」と呼ばれるようになります。次第に、磐音の名は江戸中に知れ渡っていき……。

はたして磐音は、自らの信念を貫き通すことができるのか。波乱に満ちた磐音の生き様が描かれます。

「居眠り磐音」の見どころ・魅力を徹底考察

主演・松坂桃李の演技に注目!磐音という男の魅力とは?

本作で時代劇初主演を務めた松坂桃李。彼が演じる主人公・坂崎磐音は、どこか掴みどころのない不思議な魅力を放つ男です。穏やかで優しい人柄でありながら、ひとたび刀を手にすれば殺気立つ姿は、まさに「居眠り磐音」の異名そのもの。松坂の柔和な表情と佇まいは、原作ファンをも唸らせるほどのハマり役ぶりです。

また、アクションシーンでは卓越した殺陣を見せる一方、日常のシーンではコミカルな所作を交えるなど、絶妙な使い分けを見せています。剣の達人でありながら人情に厚い磐音の魅力を、松坂は見事に引き出していると言えるでしょう。

時代劇ならではの見どころ!撮影の舞台裏に迫る

本作の大きな見どころの1つが、江戸時代の風景を緻密に再現した美術セットです。人気シリーズの映画化とあって、製作陣のこだわりも相当なもの。江戸の町並みを再現したオープンセットは、まるでタイムスリップしたかのような臨場感を生み出しています。

衣装や小道具にも相当な注意が払われ、所作指導も行き届いています。磐音や登場人物たちが自然に江戸の空気に溶け込んでいるのは、そうした努力の賜物と言えるでしょう。メイキング映像では、俳優陣が時代劇ならではの所作に四苦八苦する場面も。こうした裏側にも注目です。

原作ファン納得の映画化!原作との比較考察

映画「居眠り磐音」は、原作の人気エピソードを押さえつつ、映画ならではの新しい魅力も詰め込んだ意欲作です。例えば、物語の発端となる「坂崎家の悲劇」のエピソードは、原作よりもさらに磐音の心情に踏み込んで描かれています。

また、原作では語られなかった磐音の過去や家族との関わりにも脚本で肉付けされており、磐音という男の魅力がより立体的に描かれています。アクションシーンの迫力はもちろん、人間ドラマとしての奥行きも増した印象です。

原作者の佐伯泰英も、映画の出来栄えに太鼓判を押しています。「まさに原作を超えた」とコメントするなど、原作ファンも納得の仕上がりと言えるのではないでしょうか。

「居眠り磐音」のキャスト・スタッフ情報

主要キャストの紹介とコメント

映画「居眠り磐音」には、実力派キャストが集結しています。主人公の坂崎磐音を演じるのは松坂桃李。「新宿スワン」や「娼年」など様々な作品で存在感を放ってきた松坂ですが、本作が時代劇初主演作品となります。磐音を「自分の分身のような存在」と語る松坂の熱演にも注目です。

磐音の幼なじみで許嫁の小林奈緒を演じるのは芳根京子。「海街diary」や「心が叫びたがってるんだ。」などの代表作を持つ芳根ですが、時代劇もはまり役。「人の心の機微を映し取る演技力に引き込まれました」と松坂も絶賛しています。

磐音の兄弟子である小林琴平と河井慎之介を演じるのは、伊藤健太郎と矢本悠馬。2人とも若手実力派として知られ、松坂とのアクションシーンでは迫真の演技を見せてくれます。兄弟弟子の絆と対立を熱演する2人にも要注目です。

脇を固めるのも豪華な顔ぶれ。佐々木蔵之介、片岡愛之助、村上淳、安田顕らが脇を固め、物語に深みを与えています。

脚本・監督を務めるのは、あの本木克英!

「居眠り磐音」の監督を務めるのは、「超高速!参勤交代」シリーズや「日本で一番悪い奴ら」などの作品で知られる本木克英。脚本も、ヨーロッパ企画の上田誠と共同で手がけました。

本木監督は「居眠り磐音」について、「これまでにない”優しい”時代劇を目指した」と語っています。殺陣シーンに加え、人情喜劇のようなおかしみのある物語展開にも注目です。アクション監督として、「るろうに剣心」シリーズなどで知られる谷垣健治も参加。大迫力のアクションシーンにも期待大です。

また、原作者の佐伯泰英も製作総指揮として参加しており、「原作の解釈は原作者以上に本木監督が理解している」とコメント。原作ファンも納得の映画化と言えそうです。

「居眠り磐音」の感想・評価を紹介【ネタバレあり】

衝撃のラストシーンを考察!磐音の運命やいかに

本作のエンディングには衝撃の展開が待っています。物語の最後、磐音は再び刀を取って戦うことを選択します。幼なじみの奈緒との平穏な暮らしよりも、「人の役に立つ」ことを選んだ磐音。その生き様は、まさに”居眠り磐音”と呼ばれる所以なのかもしれません。

ラストシーンでは、愛する人を守るために戦場に向かう磐音の姿が印象的です。悲しみと決意、そして希望が交錯するエンディングは、観る者の心に深く刻まれることでしょう。また、ラストの選択は続編への伏線ともなっています。今後の磐音の運命やいかに。続編への期待も高まります。

映画「居眠り磐音」の感想・評価まとめ【X(旧Twitter)・レビューサイトから厳選】

映画「居眠り磐音」は、公開から大きな話題となりました。X(旧Twitter)では、「松坂桃李の殺陣がカッコ良すぎ!」「原作も読みたくなった。映画を超える面白さ」といった声が多数上がっています。松坂演じる磐音の魅力はもちろん、アクションシーンの迫力も高く評価されているようです。

また、「磐音の心情がじんわり胸に迫る。泣ける」といった感想も。コメディタッチな部分もありつつ、磐音の真摯な生き方や葛藤に共感する声は多いです。原作ファンからも「キャスティングが完璧」「映画ならではの解釈が秀逸」など、概ね好意的な評価が寄せられています。

Yahoo!映画での評価は4.12(5点満点)、Filmarksでの評価は4.0(5点満点)と、どちらも高スコアをマーク。各メディアのレビューでも、「エンターテインメント時代劇の新たな金字塔」「日本映画の新たな可能性を感じさせる一作」など絶賛の嵐です。

松坂桃李の新境地と、本木克英監督の真骨頂がいい形で融合した「居眠り磐音」。アクションあり、人情喜劇あり、感動ありの本作は、これまでの時代劇の概念を覆す新感覚の娯楽作品だと言えるでしょう。まだご覧になっていない方は、ぜひ劇場に足を運んでみてください。