【ボーンレガシーのあらすじを完全ネタバレ!】前作との関係や見所を徹底解説!

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ボーンレガシーとは?ボーンシリーズとの関係

ボーンレガシーは、マット・デイモン主演で大ヒットしたボーンシリーズの第4弾となるアクション映画です。しかし本作は、前3作とは違った形で製作されました。まず、主人公がマット・デイモン演じるジェイソン・ボーンから、ジェレミー・レナーが演じる新キャラクターのアーロン・クロスに変更されています。
また、ストーリーの時間軸は前作「ボーン・アルティメイタム」と一部重なっていますが、基本的にはジェイソン・ボーンとは別の視点から、新たな物語が展開されます。とはいえ、前3作でジェイソン・ボーンを生み出したトレッドストーン計画と似たプログラムが、アーロン・クロスにも関係していることが明らかになっていきます。
ただし、ボーンシリーズを手掛けてきたポール・グリーングラス監督とマット・デイモンは、本作には関わっていません。その代わり、シリーズの脚本を担当してきたトニー・ギルロイが監督と脚本を務めました。このように、ボーンレガシーはボーンシリーズの新たな展開を見せてくれる作品と言えるでしょう。

ボーンレガシーのあらすじ

新たな主人公アーロン・クロスの登場

(C)The Kennedy/Marshall Company, KM

物語の主人公は、アーロン・クロスという男性です。ーロンはアウトカム計画という秘密プロジェクトの参加者で、アラスカの大自然の中で過酷な訓練を積んでいました。彼は訓練の一環として、定期的に薬を飲まされ、体調管理のためのテストを受けることを義務付けられています。しかし、その薬の正体は明かされていませんでした。

バイヤーの指示で消されるアウトカム計画

(C)The Kennedy/Marshall Company, KM

一方、CIAではパメラ・ランディという職員が、トレッドストーンやブラックブライアーといった極秘プロジェクトの存在を内部告発します。その結果、アウトカム計画の責任者であるエリック・バイヤーは、計画の参加者全員の抹殺を決定。アーロンを含む参加者たちは、次々と暗殺者の標的にされてしまうのです。

追われるアーロンとマルタの逃避行

(C)The Kennedy/Marshall Company, KM

襲撃を受けたアーロンは、持ち前の頭脳と身体能力を使って暗殺者から逃れることに成功。さらに、自分の死を偽装することにも成功します。一方、アーロンの体調管理を担当していたマルタ・シェアリング博士も命を狙われますが、彼女はアーロンによって窮地から救出されます。

能力強化の秘密

(C)The Kennedy/Marshall Company, KM

マルタから、アーロンが飲まされていた薬の秘密を聞かされます。緑色の錠剤は身体能力を高め、青色の錠剤は知性を高める効果があったのです。アーロンの卓越した能力は、これらの薬によってもたらされていたことが明らかになります。しかし、薬の供給が絶たれた今、アーロンの命は危機に瀕していました。

フィリピンでのクライマックス

薬の原料を入手するため、アーロンとマルタはフィリピンにあるラボに潜入します。しかし、そこにはバイヤーの差し向けた凄腕の暗殺者が待ち構えていました。二人は命がけの潜入作戦に挑みますが、はたしてアーロンは無事に薬を入手し、アウトカム計画の陰謀を暴くことができるのでしょうか。ラストまで目が離せない展開が待っています。

ボーンレガシーのキャスト

アーロン・クロス(演:ジェレミー・レナー)

(C)The Kennedy/Marshall Company, KM

主人公アーロン・クロスを演じたのは、ジェレミー・レナーです。レナーはイラク戦争を舞台にした『ハート・ロッカー』で注目を集め、『アベンジャーズ』シリーズのホークアイ役でも知られています。本作では、トレーニングを積んだ精悍な体つきと、知的な佇まいを見事に演じ分けました。

マルタ・シェアリング:(演:レイチェル・ワイズ)

(C)The Kennedy/Marshall Company, KM

ヒロインのマルタ・シェアリング博士役を務めたのは、イギリスが誇る名女優レイチェル・ワイズです。ワイズは『英国王のスピーチ』でアカデミー助演女優賞を受賞しています。研究者としての凛とした態度と、アーロンとの逃避行の中で見せる人間性を好演しました。

エリック・バイヤー:(演:エドワード・ノートン)

本作の黒幕、エリック・バイヤーを演じたのはエドワード・ノートンです。ノートンは『アメリカン・ヒストリーX』や『ファイト・クラブ』など、様々な名作に出演してきた実力派。本作でも、冷酷で知的な悪役を怪演し、アーロンたちの前に立ちはだかります。

ボーンレガシーの見所と評価

ジェレミー・レナーの熱演

本作最大の見所は、何と言ってもジェレミー・レナーの熱演でしょう。レナーは、マット・デイモン演じるジェイソン・ボーンの代役として、新たな主人公アーロン・クロスを好演しています。高度な暗殺者としての冷静沈着さと、時折垣間見せる人間味のある表情。そして、アクションシーンでの機敏な動きと圧倒的な存在感。レナーはその演技力で、作品全体を引っ張っていきます。

ボーンシリーズらしいアクション

ボーンレガシーには、シリーズお馴染みの見応えのあるアクションシーンが満載です。都会の高層ビル間を飛び移るシーンは、まさに手に汗握ります。山岳地帯でのバイクチェイス、マニラの街並みを舞台にしたカーチェイスなど、ロケーションを活かした臨場感は圧巻。ラストのガンファイトも、スリリングな展開で目が離せません。シリーズファンも納得のクオリティと言えるでしょう。

キャラクターの能力の秘密

本作のもう一つの魅力は、主人公アーロンの能力の秘密が徐々に明らかになっていく点です。通常の人間離れした身体能力と知性は、特殊な薬によってもたらされていたことが判明。さらに、その薬がトレッドストーン計画とも関連していたことが示唆されます。前作のジェイソン・ボーンとの接点も匂わせつつ、新たな謎を提示してくれるストーリー展開にも注目です。

評論家やファンの反応

公開当時の評価を見ると、「マット・デイモン版ほどの衝撃はない」という声もあるものの、「レナーが新シリーズを充分に引っ張れている」と前向きな評価が目立ちます。新たな主人公を立てたスピンオフ作品としては及第点と言えるでしょう。アクション映画としての完成度は非常に高く、ボーンシリーズファンのみならず、アクション映画ファン全般が楽しめる作品に仕上がっています。

まとめ:ボーンレガシーはボーンシリーズの新たな一歩

『ボーンレガシー』は、大ヒットシリーズ『ボーン』の新たな展開を見せてくれた作品です。マット・デイモン演じるジェイソン・ボーンに代わり、ジェレミー・レナーが新主人公アーロン・クロスを熱演。『ボーン』シリーズならではのスリリングなアクションと、謎に包まれた主人公の素性が少しずつ明らかになっていく面白さは健在です。
レナー演じる新主人公は、シリーズファンをも納得させる魅力を備えており、『ボーン』の世界観を壊すことなく、新しい風を吹き込んでくれました。本作は、『ボーン』シリーズの新たな可能性を感じさせてくれる作品だと言えるでしょう。
公開当時は、「マット・デイモン版の衝撃からは一歩後退した」という評価もありました。しかし、レナーの熱演と、アクション映画としての完成度の高さから、十分に楽しめる作品に仕上がっています。次回作では、アーロン・クロスとジェイソン・ボーンが共演する可能性も囁かれており、ファンの期待は高まるばかりです。
新たな主人公と、新たな物語。ボーンレガシーは、シリーズに一石を投じ、『ボーン』の世界をさらに広げてくれました。次なるボーンシリーズの展開にも目が離せません。まだ見ていない方は、ぜひこの機会に本作をチェックしてみてください。