『ネバーエンディング・ストーリー』あらすじを10分で把握!名作ファンタジー映画の見所をわかりやすく解説

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目次

『ネバーエンディング・ストーリー』ってどんな映画?作品概要を解説

あらすじを30秒でまとめるとこうなる

『ネバーエンディング・ストーリー』は、1984年に公開されたドイツ・アメリカ合作のファンタジー映画です。ミヒャエル・エンデの同名小説を映画化した作品で、監督はウォルフガング・ペーターゼンが務めました。いじめられっ子の少年バスチアンが、不思議な本の世界に入り込み、ファンタジーの国「ファンタージェン」を救うために冒険をする姿を描いています。魅惑的な映像世界と、「本の中に入り込む」という普遍的なテーマで広く愛され続ける名作です。

監督・キャスト・公開年など基本情報

  • 監督:ウォルフガング・ペーターゼン
  • 出演:バレット・オリバー、ノア・ハザウェイ、タミー・ストロナッハ
  • 音楽:クラウス・ドルディンガー、ジョルジオ・モロダー
  • 公開年:1984年
  • 製作:ドイツ、アメリカ合作
  • 上映時間:94分

原作との違いや制作の裏話

『ネバーエンディング・ストーリー』はミヒャエル・エンデの同名ファンタジー小説が原作ですが、小説の前半部分のみが映画化されており、後半部分は第2作『ネバーエンディング・ストーリー 第2章』で描かれています。

原作者のエンデは当初、映画化に協力的でしたが、脚本が大幅に変更されたことから製作中止を求めて法廷闘争に発展。結局映画は予定通り完成しましたが、エンデは「キッチュで商業的、俗物的なメロドラマ」と作品を批判しています。

また、主題歌は北米・日本版のみに追加されたもので、ジョルジオ・モロダーが作曲し、リマールが歌う「The NeverEnding Story」が起用されました。こうした変更がヒットに貢献したと言われています。

夢と冒険とファンタジーの世界へ!ストーリーを振り返ろう

本の世界へ入り込む少年バスチアン

(C)コンスタンティン・フィルム(C)バイエルン・フィルム(C)プロデューサーズ・セールス・オーガニゼーション

いじめられっ子の少年バスチアンは、ある日、古本屋で「ネバーエンディングストーリー」という一冊の本を盗み出します。学校をサボって本を読み始めたバスチアンは、不思議な異世界「ファンタージェン」へと引き込まれていきます。

オーリンの力を借りて冒険の旅に出るアトレーユ

(C)コンスタンティン・フィルム(C)バイエルン・フィルム(C)プロデューサーズ・セールス・オーガニゼーション

本の中では、勇者の少年アトレーユが、破滅の危機に瀕したファンタージェンを救うために旅立ちます。アトレーユには、お守りの「オーリン」が授けられ、真の勇者への道を歩んでいきます。

ファルコンに乗って砂の人に会いに行く

(C)コンスタンティン・フィルム(C)バイエルン・フィルム(C)プロデューサーズ・セールス・オーガニゼーション

アトレーユは空飛ぶドラゴン「ファルコン」に乗って、世界の果てにいる「砂の人」に会いに向かいます。砂の人は、ファンタージェンを救う方法を教えてくれるという謎めいた存在です。

「無」からファンタージェンを守れ!

(C)コンスタンティン・フィルム(C)バイエルン・フィルム(C)プロデューサーズ・セールス・オーガニゼーション

ファンタージェンを蝕む恐るべき存在「無(ザ・ナッシング)」。アトレーユは、オーリンの力を借りて、無からファンタージェンを守る使命を果たそうとします。

新しい名前をもらった少女の女王

ファンタージェンの支配者、幼心の君(少女の女王)は、無によって病に倒れてしまいます。新しい名前をもらうことでしか、彼女は救われないのでした。

バスチアンがファンタージェンを救う

(C)コンスタンティン・フィルム(C)バイエルン・フィルム(C)プロデューサーズ・セールス・オーガニゼーション

本の中の世界を見守るバスチアン。絶体絶命のピンチを迎えたファンタージェンを、本の外の世界から救うことができるのは彼しかいませんでした。想像力を武器に、バスチアンが立ち上がります。

個性豊かな登場人物やキャラクターを一挙紹介!

勇者アトレーユ(演:ノア・ハサウェイ)

(C)コンスタンティン・フィルム(C)バイエルン・フィルム(C)プロデューサーズ・セールス・オーガニゼーション

ファンタージェンの若き勇者。草原の国の住人で、伝説の戦士の子孫。ファンタージェン救済の旅に選ばれた英雄的な少年。

本の少年バスチアン(演:バレット・オリバー)

(C)コンスタンティン・フィルム(C)バイエルン・フィルム(C)プロデューサーズ・セールス・オーガニゼーション

現実世界の少年。いじめられっ子だが、本の世界に入り込んでファンタージェンを救う鍵を握る存在。豊かな創造力の持ち主。

幼心の君(女王)(演:タミー・ストロナッハ)

(C)コンスタンティン・フィルム(C)バイエルン・フィルム(C)プロデューサーズ・セールス・オーガニゼーション

ファンタージェンを治める美しい少女。ザ・ナッシングによって病に伏せってしまうが、バスチアンの助けで新しい名前を得て復活する。

謎めいた存在・砂の人

世界の果てに住むという老人。ファンタージェンの危機を察知し、アトレーユを導く。その正体は作品の大きな謎。

不思議な図書館の主人・コリアンダー

現実世界の古本屋の店主。「ネバーエンディングストーリー」の本をバスチアンに託す。本の持つ力を理解している賢者的存在。

『ネバーエンディング・ストーリー』が名作と呼ばれ続ける理由

胸を打つストーリーとメッセージ性

ファンタジーの世界を舞台に繰り広げられる壮大な冒険譚は、神話的とも言えるスケールで描かれています。同時に、本を読む少年バスチアンの成長物語としての側面も。想像力の大切さ、勇気を持つことの意味など、普遍的なテーマが隠されているのです。

子供から大人まで楽しめるファンタジー

ドラゴンに乗って空を飛んだり、不思議な生き物たちと出会ったり。ワクワクするような冒険のシーンの連続に、子供たちは夢中になること間違いなし。一方で、ファンタジーの世界とは対照的な、バスチアンの孤独な日常なども丁寧に描かれており、大人が見ても感情移入できる作品です。

美しい映像と音楽の世界

当時の最先端の特撮技術によって、ファンタージェンの幻想的な世界観が創り上げられました。もふもふのファルコンをはじめとする個性的なキャラクターたちの造形も必見。さらに、ジョルジオ・モロダーの劇伴と、リマールが歌う主題歌が、映画の雰囲気を盛り上げています。

ラストシーンの感動と余韻

本の中の世界と、現実の世界。二つの世界が重なり合うラストシーンは、見る者の心を揺さぶります。大団円を迎えた後も、バスチアンはファルコンに乗って新たな冒険の旅に出発。エンドロールとともに流れる主題歌に誘われるように、私たちもまた、想像力の翼を広げたくなるのです。

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ネバーエンディングストーリー2・3について

『ネバーエンディング・ストーリー』の大ヒットを受けて、続編が2本製作されました。『ネバーエンディングストーリー2』(1990)では、原作小説の後半部分が映画化。『ネバーエンディングストーリー3』(1994)では、完全オリジナルのストーリーが描かれています。

主題歌「The NeverEnding Story」の魅力

リマールが歌う主題歌「The NeverEnding Story」は、映画の雰囲気にぴったりのファンタジックなナンバー。疾走感のあるサウンドと、空想の世界へ誘うような歌詞が印象的。1980年代を代表する映画音楽の一つとして、今なお愛され続けています。

オリジナル小説との違いや見所

ミヒャエル・エンデ原作の小説は、映画化された部分だけでも500ページ近くに及ぶ大作。映画では省略されたエピソードも数多くありますが、緻密に構築された神話的世界観は壮大で読み応えたっぷり。アトレーユの冒険を追体験するのも一興です。

現在視聴できる動画配信サービス

現在、『ネバーエンディング・ストーリー』は、Amazonプライム・ビデオ、U-NEXT、Huluなどの主要な動画配信サービスで視聴可能。お手持ちのデバイスで、いつでも名作ファンタジーの世界に浸ることができます。まだ観たことがない方も、この機会にぜひ冒険の旅に出てみてください。