10分でわかる!ハリーポッターシリーズ全7巻のあらすじと見所総ざらい

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魔法ファンタジー小説の金字塔「ハリーポッター」シリーズ。主人公の少年ハリーが魔法学校で成長し、仲間と共に強大な敵に立ち向かう壮大な物語は、世界中で愛され続けています。 本記事では、ハリーポッターシリーズ全7巻のあらすじをコンパクトに解説。各作品の見所やキーポイントを押さえて、ハリーの冒険の全貌に迫ります。映画版との違いにも触れつつ、物語のダイジェストをお届けしましょう。 ハリーと一緒にホグワーツの魔法ワールドへ、let’s go!

ハリーポッターシリーズ全7巻の流れ

魔法使いの少年ハリーの成長と、宿敵ヴォルデモートとの戦いの物語

ハリーポッターシリーズは全7巻。各巻のタイトルと発売年は以下の通りです。

  1. ハリー・ポッターと賢者の石(1997年)
  2. ハリー・ポッターと秘密の部屋(1998年)
  3. ハリー・ポッターとアズカバンの囚人(1999年)
  4. ハリー・ポッターと炎のゴブレット(2000年)
  5. ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(2003年)
  6. ハリー・ポッターと謎のプリンス(2005年)
  7. ハリー・ポッターと死の秘宝(2007年)

物語は、主人公ハリー・ポッターが11歳で魔法学校「ホグワーツ魔法魔術学校」に入学するところから始まります。ハリーは両親を亡くしており、意地悪な伯父夫婦に育てられていました。しかし、ホグワーツで魔法を学ぶうちに、彼は自身が偉大な魔法使いであることを知ります。

一方で、かつて魔法界に恐怖をもたらした悪の魔法使い、ヴォルデモートの存在が明らかになります。実は幼いハリーの両親を殺害したのもヴォルデモートでした。ハリーは仲間と力を合わせ、再び台頭しつつあるヴォルデモートに立ち向かっていきます。

魔法学校での成長、友情、恋愛などを描きつつ、ヴォルデモートとの壮絶な戦いが続く、全7巻に及ぶ長編ファンタジーです。

賢者の石編あらすじと見所

ホグワーツ魔法魔術学校への入学、親友ロンとハーマイオニーとの出会い、賢者の石をめぐる冒険

物語は、主人公ハリー・ポッターが11歳の誕生日に、魔法使いであることが告げられるところから始まります。彼は「ホグワーツ魔法魔術学校」へと入学。寮の割り当て式では、勇敢な生徒が集まるグリフィンドール寮に選ばれます

ホグワーツでは、ロン・ウィーズリーやハーマイオニー・グレンジャーら、生涯の親友となる仲間と出会います。一方で、ハリーに敵意を抱く学生のドラコ・マルフォイとのライバル関係も始まります

賢者の石とは、不老長寿の薬を作ることができる魔法の石のこと。ホグワーツでその石が狙われていることを知った3人は、石を守るために立ち上がります。果たしてハリーたちは、悪の魔法使いの手から賢者の石を守りきることができるのでしょうか。

見所

  • 魔法学校の入学シーン。ホグワーツ城の壮大な描写は圧巻
  • 怪しげな魔法の鏡に隠された、賢者の石をめぐる冒険
  • ホグワーツの大広間での、クリスマス・パーティーのにぎやかな場面

秘密の部屋編あらすじと見所

学校に隠された秘密の部屋、そこに潜む恐ろしいモンスターとの対決

ハリーたちの2年目。ホグワーツでは、生徒が次々と石となって倒れる事件が発生します。50年前にも同じような事件があり、「秘密の部屋」が開かれたのだと噂されます。

調査を進めるハリーたちは、怪物バジリスクが棲む秘密の部屋の存在を突き止めます。ハリーの親友ロンの妹ジニーが攫われ、秘密の部屋に連れ去られてしまいます。ハリーとロンは、ジニーを救出すべく秘密の部屋へ乗り込みますが…。

そこで二人を待ち受けていたのは、若き日のヴォルデモート。ヴォルデモートはジニーの生命力を吸い取って、肉体を取り戻そうとしていたのです。はたしてハリーは、ジニーを無事救出し、ヴォルデモートの復活を阻止できるのでしょうか。

見所

  • 雄大なホグワーツ城の地下に広がる、秘密の部屋の不気味な雰囲気
  • ハリーとバジリスクの死闘。フェニックスの助けを借りた名シーン
  • ヴォルデモートの過去が徐々に明らかになる、重要な伏線の数々

アズカバンの囚人編あらすじと見所

シリウス・ブラックの脱獄、悲しき過去が明らかに。名シーン「エクスペクト・パトローナム!」

ハリーの3年目。魔法界の監獄アズカバンから、シリウス・ブラックという男が脱獄します。シリウスはハリーの両親を裏切った張本人とされ、今度はハリーを狙っているというのです。

しかし真相はそうではありませんでした。ハリーの両親を裏切ったのは、シリウスではなくその友人ピーター・ペティグリューだったのです。そして、ハリーの両親を殺害したヴォルデモートに加担していたのもペティグリューでした。

シリウスの脱獄劇をめぐって、ハリーは両親や両親の友人の知られざる過去を知ることになります。一方、闇の魔法生物ディメンターがホグワーツ周辺に出没。ハリーはディメンターに対抗する守護霊の呪文「エクスペクト・パトローナム」の習得に励みます

見所

  • 両親を失ったハリーの悲しみと、それを補うかのように現れたシリウスとの絆
  • 白鹿の姿をしたハリーの守護霊が、ディメンターを撃退する圧巻のアクションシーン
  • タイムターナーを駆使した、クライマックスの息もつかせぬ展開

炎のゴブレット編あらすじと見所

三大魔法学校対抗試合に参加するハリー。ヴォルデモートが復活し、物語は新たなステージへ

4年目のハリー。この年、ホグワーツでは魔法学校対抗試合「三大魔法学校対抗試合」が開催されることになります。本来は17歳以上しか参加できない試合なのですが、まだ14歳のハリーが、不正にエントリーされてしまいます。

ドラゴンとの対決や人魚の湖からの脱出など、次々と難関に挑むハリー。最終試合の迷路で、ハリーとその相棒セドリック・ディゴリーは優勝を目指しますが、二人はある場所に転送されてしまいます。

そこで二人を待ち受けていたのは、ヴォルデモートその人でした。ヴォルデモートはセドリックを殺害し、ハリーの血を使って肉体を取り戻してしまいます。奇跡的に生還を果たしたハリーでしたが、最愛の仲間を失った悲しみと、ヴォルデモート復活の脅威に直面することになります。

見所

  • ドラゴンが火を吹く中、箒で華麗に飛び回るハリーの勇姿
  • セドリックを失い、嘆き悲しむハリー。感情がストレートに伝わる名演技
  • ついに復活を遂げたヴォルデモート卿。そのダークな存在感が全編を圧倒

不死鳥の騎士団編あらすじと見所

ヴォルデモートの脅威が迫る中、ダンブルドア校長率いる不死鳥の騎士団が結成される

ヴォルデモートが復活したことで、魔法界は再び混乱に陥ります。魔法省は事態を矮小化しようとしますが、ホグワーツではダンブルドア校長が中心となって、ヴォルデモート打倒のための秘密結社「不死鳥の騎士団」が結成されます。

一方、ホグワーツに魔法省から新たな教師が派遣され、校内は厳しい監視下に置かれることに。ハリーたちは密かにダンブルドア軍(DA)を組織し、防衛術の訓練に励みます。

魔法省は依然ヴォルデモートの存在を認めようとしません。ついにその矛盾が爆発し、ヴォルデモートは魔法省に姿を現します。遂にその存在が公になり、魔法界は大きな危機に直面します。

見所

  • ヴォルデモートの脅威と魔法省の対立。ダークな陰謀渦巻く魔法界の暗部
  • ハリーとその仲間たちによるDA(ダンブルドア軍)の結成シーン
  • ヴォルデモートとダンブルドア校長の壮絶な決闘シーン

謎のプリンス編あらすじと見所

ホグワーツでの最後の年。ハリーはヴォルデモートを倒す鍵を探る。衝撃のクライマックスが待ち受ける

6年目に突入したハリー。ダンブルドア校長から、ヴォルデモートの弱点である分霊箱(ホークラックス)について教えられます。分霊箱を全て破壊しない限り、ヴォルデモートを倒すことはできません。

一方、ホグワーツでは「謎のプリンス」を名乗る人物の古い教科書が見つかります。そこには強力な魔法の数々が書き綴られていました。ハリーはその呪文の力を借りながら、ヴォルデモートの過去を探ります。

物語はクライマックスへ。ヴォルデモートの分霊箱が、ホグワーツ内に隠されていることが明らかになります。ハリーとダンブルドアはそれを見つけ出すも、ダンブルドア校長はホグワーツに侵入した暗殺者の手にかかって命を落としてしまいます。

「謎のプリンス」の正体は、ホグワーツの薬学教授セブルス・スネイプ。実はスネイプこそが、ダンブルドアを殺害した張本人だったのです。ダンブルドアを失い、絶望するハリー。しかし、ヴォルデモートを倒すため、彼は残された分霊箱探しの旅に出ることを決意します。

見所

  • ダンブルドアとハリーによる、ヴォルデモートの過去を巡る記憶の旅
  • セブルス・スネイプの二面性。彼の真の姿とは一体…?
  • ダンブルドアの衝撃の最期。ホグワーツ中を悲しみが包み込む

死の秘宝編あらすじと見所

ホグワーツを離れ、死の秘宝を巡るサバイバル。ヴォルデモートとの最終決戦。感動のフィナーレ

ホグワーツを離れ、残された分霊箱を探す旅に出るハリーたち。一方、魔法省はヴォルデモートに乗っ取られ、魔法界全土が食死人の脅威に晒されます。絶望的な状況の中、三人は最後の希望となる「死の秘宝」を巡って、ヴォルデモートとの競争に挑みます

そしてついに、ヴォルデモートとの最終決戦の時を迎えます。舞台はホグワーツ。死者も出る熾烈な戦いの中、ハリーはヴォルデモートの分霊箱である自らの命を絶つ決意をします。ヴォルデモートの死の呪文を受け、倒れるハリー。

しかしその死は、ヴォルデモートに宿る最後の分霊箱を破壊するための、壮大な作戦でした。ヴォルデモート打倒を信じ、立ち上がるホグワーツの仲間たち。そして、最後の決闘でハリーはヴォルデモートを倒すのです。平和を取り戻した魔法界。19年後のエピローグで、ハリーとその仲間たちの未来が示唆され、物語は幕を閉じます。

見所

  • ホグワーツの仲間が一丸となって、ヴォルデモート軍団に立ち向かうクライマックスバトル
  • ネビルがナギニを斬る、感動のシーン。弱虫だった彼が真の勇者に
  • 19年後のハリーたち。彼らの未来を想像しながら見届けるエンドロール

映画版との主な違い

原作の細かいエピソードが省略されている部分も。でもその分映像的な面白さが追求されている

ハリーポッターシリーズは映画化もされ、全世界で大ヒットしました。原作を忠実に再現しつつ、俳優陣の熱演や壮大な映像美で人気を博しています。

ただし、映画では尺の都合上、原作の細かいエピソードが削られている部分も。例えば、アズカバンの囚人では、ハリーのホグズミード訪問シーンなどが大幅にカットされています。また、ドビーやクリーチャーなどの家庭用小人(ハウスエルフ)の活躍も、映画では控えめです。

一方で、原作にはない映像的な演出も随所に散りばめられています。クィディッチのシーンは、臨場感あふれる映像美で人気を博しました。また、ホグワーツ城など、魔法界の風景描写は圧巻の出来栄え。ストーリーを補完し、魅力を引き立てる効果を上げています。

原作と映画、それぞれの魅力を味わいながら、ハリーポッターの世界を体感してみてはいかがでしょうか。