5分で分かる!映画『プラダを着た悪魔』のあらすじと見所&主人公アンドレアの成長物語

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『プラダを着た悪魔』は、NYのファッション業界を舞台に、駆け出しの女性が仕事を通して成長していく姿を描いた作品です。主人公アンドレアが強烈な上司ミランダに振り回されつつも、ファッションの楽しさに目覚め、自分自身と向き合っていく過程が見どころ。ここではそんな映画『プラダを着た悪魔』のあらすじと魅力を、原作小説との違いにも触れながらご紹介します。大ヒットしたこの作品の核心部分を、ぎゅっと凝縮してお届けしましょう。

『プラダを着た悪魔』あらすじ:田舎娘がNYのファッション誌で成長する物語

主人公アンドレアはファッションにはまったく興味がない女性

物語の主人公は、アンドレア・サックス(通称アンディ)。彼女は田舎町の出身で、ファッションにはまったく興味がありません。大学を優秀な成績で卒業したアンディの夢は、一流のジャーナリストになること。そんな彼女が就職先に選んだのが、ニューヨークの一流ファッション誌「ランウェイ」の編集部でした。

面接では、アンディのファッションセンスのなさが露呈。編集長のミランダ・プリーストリーから鼻であしらわれます。しかしアンディの熱意に押され、彼女はミランダの新人アシスタントに抜擢されることに。こうしてファッションとは無縁だった彼女のNY生活が幕を開けます。

憧れのファッション誌への就職が決まるが…

強烈な個性の上司ミランダの過酷な要求に打ちのめされる日々

「ランウェイ」編集長のミランダは、ファッション業界では絶対的な権力者。銀髪に白いファーのコートが印象的な彼女は、周囲に常に100%の出来を要求し、少しでも気に入らないことがあれば容赦なく部下を叱責します。

アンディは、そんなミランダの過酷な要求に日々打ちのめされます。豪華なドレスやアクセサリーの手配はもちろん、ミランダの家の植木の世話、愛犬の散歩に至るまで、まさに雑用係。ファッションの知識がないアンディにとって、この仕事はあまりにも難易度が高すぎました

必死に仕事をこなす中で、徐々にファッションの楽しさを知る

ミランダに認められるよう、仕事にもファッションにも本気で取り組むアンドレア

過酷な日々が続く中、アンディは「ランウェイ」のクリエイティブディレクター、ナイジェルから助言を受けます。「ファッションを楽しみ、自分を変える努力をすれば、ミランダにも認めてもらえる」と。

アンディは必死に仕事をこなす中で、徐々にファッションの楽しさに目覚めていきました。ミランダの言葉の端々から、ファッションへの情熱を感じ取るように。オシャレを楽しむ余裕もできてきたアンディに、周囲の目も変わっていきます。

そしてついに、パリコレでミランダのアシスタントを一人で務める大役がアンディに任されることに。アンディは、仕事にもプライベートにも全力で取り組むのでした。

仕事が充実する一方、プライベートは地に落ちていく

友人との距離、同棲していた恋人との別れ

ミランダに認められ、充実した毎日を送るアンディ。しかし仕事人間と化した彼女のプライベートは、徐々に歯車が狂っていきます。

親友のリリーとは、すれ違いが増え、疎遠に。「ランウェイ」での日々を理解してもらえないもどかしさから、アンディはリリーとの連絡を取らなくなってしまいます。

さらに、同棲していた恋人のネイトとも亀裂が。仕事に邁進するあまり、彼のことを後回しにしてきたアンディ。ネイトは、そんな彼女のことを「別人みたいだ」と言い放ち、家を出ていってしまうのでした。

自分らしさを取り戻し、新たな一歩を踏み出すアンドレア

ファッション業界を通して成長した彼女の今後に期待

アンドレアは、ミランダ編集長が解任される計画を知り、彼女に伝えようとするが、ミランダはすでに情報を把握しており対策を講じていました。ナイジェルの落胆に対しミランダはアンドレアに自身も同じことをしたと指摘します。それに反論できないアンドレアはミランダの秘書を辞める決意をし、帰国後ネイトと復縁し新聞社の面接を受けます

面接でミランダが自身を推薦していたことを知り、面接の帰り道にミランダ見かけたアンドレアは彼女に手を振りますが、ミランダは無反応。しかし、彼女はこっそり車内で微笑んでいるのでした。

映画と原作小説の主な違い

リアルな描写多めの小説に対し、映画はコメディ要素強め。でも両方楽しめる

『プラダを着た悪魔』の原作は、作者ローレン・ワイズバーガーの実体験に基づいた小説。彼女自身がファッション誌「VOGUE」でアシスタントとして働いていた経験があり、その時の上司アナ・ウィンターがミランダのモデルになったと言われています。

そのため小説は、ファッション業界の厳しさ、アシスタントの過酷な日常をリアルに描写。一方、映画はコメディタッチの部分が強調されています。アンディとミランダの対決シーンなど、笑いを誘うシーンが随所に散りばめられているのが特徴です。

原作をベースにしつつ、メリル・ストリープ演じるミランダのキャラクター像など、映画オリジナルの魅力も多数。スタイリッシュな映像美と、ファッションへのこだわりも見逃せません。

コミカルな映画と、リアルな小説。アプローチは異なりつつも、NY のファッション界を舞台に、一人の女性が成長する姿を描いた点では共通しています。ぜひ両方を味わって、『プラダを着た悪魔』の世界観を堪能してみてくださいね。