映画『セブン』のストーリーを3分で理解!ブラピ主演の衝撃サスペンス

はじめに

1995年に公開された映画『セブン』は、ブラッド・ピットとモーガン・フリーマン主演のサスペンス作品です。監督は『ファイト・クラブ』などで知られるデビッド・フィンチャーが務めました。本記事では、この映画のストーリーを簡潔に解説していきます。

物語の発端:連続殺人事件との遭遇

若き刑事デビッド・ミルズ(ブラッド・ピット)は、ベテラン刑事ウィリアム・サマセット(モーガン・フリーマン)とバディを組むことになります。2人は、「七つの大罪」をテーマにした猟奇的な連続殺人事件の捜査に乗り出します。犯人は各犠牲者を、7つの大罪を象徴する方法で殺害しているのです。

事件の真相に迫る:犯人ジョン・ドゥの存在

犯行現場から読み解く、犯人の異常な思考とこだわり

最初の犠牲者は、暴食を表すかのように食べ物を詰め込まれ、胃が破裂するまで食べさせられていました。強欲の罪を示す弁護士は、刃物で脂肪を削ぎ落とされ、出血多量で死亡。傲慢の罪のモデルは顔面を切り裂かれ、罪の告白を選ぶか毒薬での自殺かを迫られます。これらの犯行から、犯人の徹底したこだわりと狂気が窺えました。

第3の犠牲者の発見と、事件の広がり

捜査中、第3の罪「怠惰」の犠牲者として、1年近く拘束され衰弱死寸前の男が発見されます。このニュースがメディアに漏れ、事件は全国的な注目を集めることに。ミルズとサマセットの追跡は、ジョン・ドゥの残した「嫉妬」と「憤怒」の罪に向かって、加速していきます。

刑事たちの捜査と、浮かび上がる犯人像

ミルズとサマセットは証拠品や被害者の選定理由から犯人像を割り出します。犯人は高い知性を持ち、古典文学などに精通する一方、社会への強い憎悪を抱えている——。証拠品から導かれるその像は、ジョン・ドゥというペンネームを残す、歪んだ正義感を持った連続殺人犯でした。

衝撃のクライマックス:ジョン・ドゥとの対決

予想外の形で明かされる、ジョン・ドゥの正体

ある日、2人の前に血まみれの男が姿を現します。その男はジョン・ドゥと名乗り、自ら2人に連行されることを望むのです。取り調べの場で、ドゥは自身の犯行動機について「罪深き人間への天罰」だと語り、自らを「正義の執行者」と称しました。

刑事たちを巻き込んだ、犯人の巧妙な罠

ドゥは最後の2つの大罪について告白する代わりに、ミルズとサマセットに同行することを要求。3人は荒野のど真ん中まで車を走らせます。そこで、ドゥの仕組んだ残酷な罠が明らかになります。詳細は伏せますが、ミルズもサマセットも、予想だにしない究極の選択を迫られることになるのです。

ミルズ刑事を待ち受ける、究極の選択

ラストで明かされる衝撃の事実は、ミルズの人生を一変させます。彼は、刑事としての正義と、個人の感情との間で引き裂かれ、究極の判断を下さねばなりません。結末の詳細は控えますが、観る者の心に深い余韻を残す重いラストとなっています。

おわりに

『セブン』は「キリスト教の七つの大罪」を下敷きにした衝撃のサスペンス作品です。公開当時、その凄惨な内容とラストの衝撃性で大きな話題を呼び、興行的にも大ヒットを記録しました。

フィンチャー監督の繊細かつ緻密な演出と、ブラッド・ピット、モーガン・フリーマンの熱演が光る本作。単なる猟奇殺人ものに留まらない、人間の闇と正義を問う深いテーマ性も秀逸です。サスペンス映画ファンなら必見の1本だと言えるでしょう。