映画「ワンピース」作品一覧!2000年から2022年最新作『ONE PIECE FILM RED』まで歴代15本をまとめて紹介

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映画「ワンピース」シリーズの歴史と魅力

大人気TVアニメシリーズ『ワンピース』は、1998年に公開された劇場版第1作目『ONE PIECE ワンピース』から始まり、2022年8月6日(土)に公開された最新作『ONE PIECE FILM RED』までの全15作品が製作されてきました。原作は週刊少年ジャンプで絶賛連載中の尾田栄一郎による同名少年マンガで、壮大な物語と個性豊かなキャラクター、ユニークな世界観が魅力の作品です。

劇場版シリーズは、原作の人気エピソードを映画化したものや、オリジナルストーリーを展開した作品など様々ですが、いずれも原作の魅力を最大限に活かしつつ、映画ならではのスケールの大きさや迫力のあるアクションシーンが満載です。麦わらの一味の絆や冒険心、夢に向かって突き進む勇気など、『ワンピース』の持つ魅力が凝縮された作品ばかりです。

劇場版を観ることで、原作やTVアニメシリーズをより深く楽しむことができるでしょう。本記事では、2000年から2022年までに公開された映画「ワンピース」シリーズ全15作品のあらすじと見どころを紹介します。

歴代映画「ワンピース」作品紹介

『ONE PIECE ワンピース』(2000)

航海中のルフィ、ゾロ、ナミ、ウソップの4人は、お宝目当てで海賊エルドラゴに襲われます。なんとか逃げ延びて、捕らえられていた少年トビオを救出。トビオが憧れるウーナンに会うため黄金の島へ向かいますが、再びエルドラゴと対決することに。

まだ麦わらの一味が4人だった初期の物語で、原作初期の雰囲気を感じられる作品です。テンポよく観られる50分の短編で、シリーズの入門編としてもおすすめです。

『ONE PIECE ワンピース ねじまき島の冒険』(2001)

愛船のゴーイングメリー号をトランプ海賊団に奪われ、取り戻すためからくり仕掛けのねじまき島へ。しかしトランプ海賊団が島民を苦しめていることが判明。ルフィ達は奪還と救出の両方を目指して立ち向かいます。

前作より迫力のバトルシーンが増え、ルフィ達とトランプ5兄弟の熱い戦いが見どころ。冒険やバトル要素の強い『ワンピース』らしい娯楽作です。

『ONE PIECE ワンピース 珍獣島のチョッパー王国』(2002)

海底火山の噴火で吹き飛ばされたチョッパーを探すため、珍獣だらけの島に上陸。そこではチョッパーが動物王として君臨していましたが、宝を狙うバトラー伯爵一味が動物達を襲っていました。

麦わらの一味に加入したばかりのチョッパーが主役の作品。まだあどけない彼が仲間を守るために奮闘し、少しずつ成長していく姿が印象的です。かわいらしい動物キャラも多数登場します。

『ONE PIECE ワンピース THE MOVIE デッドエンドの冒険』(2003)

港町ハンナバルで、大海賊達が競う危険なレース「デッドエンド」の話を聞いたルフィ達。様々な強敵と戦いながら、過酷なコースを突き進んでいきます。

シリーズ初の長編映画で、約95分と尺が長め。ONE PIECEの設定が分かりやすく解説されているので、初心者にもおすすめです。BUMP OF CHICKENの主題歌も大きな話題となりました。

『ONE PIECE ワンピース 呪われた聖剣』(2004)

寄港した島で行方不明になったゾロ。見つけた時には海軍剣士と一緒に行動していて…。彼に何があったのかを探るうち、島に伝わる妖刀の伝説が明らかになっていきます。

ゾロの少年剣士時代が語られるエピソードで、ゾロファン必見の作品。彼の生い立ちや剣士としての信念に迫ります。

『ONE PIECE ワンピース THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島』(2005)

楽園のような「オマツリ島」で、当主・オマツリ男爵の試練を受けることに。島民を楽しませる体裁を取りつつ、仲間を引き離されるルフィ。瀕死の重傷を負いながらも、仲間の救出に向かいます。

『サマーウォーズ』などで知られる細田守が監督を務めた作品。華やかさの中に漂う不穏な空気など、細田監督ならではの演出が冴えわたっています。原作とは一風変わった『ワンピース』が観られる一本です。

『ONE PIECE ワンピース THE MOVIE カラクリ城のメカ巨兵』(2006)

沈没寸前の海賊船から老婆を助けたルフィ達は、礼としてメカ島の秘宝の地図をもらいます。しかし島に上陸しようとすると、なぜか拒絶されてしまい…。

からくり城やロボットが登場するなど、冒険活劇としての面白さが詰まった作品。宝を求めて謎解きをするくだりは、まるでRPGゲームのようです。

『ONE PIECE ワンピース エピソード オブ アラバスタ 砂漠の王女と海賊たち』(2007)

王下七武海のクロコダイルが率いる秘密組織によって、砂漠の王国アラバスタが崩壊の危機に。ビビ王女と手を組んだルフィ達は、国を救うため熱い戦いを繰り広げます。

原作の長編エピソード「アラバスタ編」を映画化した作品。クロコダイルとの戦いは原作でも屈指の名バトルで、ラストの感動シーンは今なお色あせません。まさに不朽の名作です。

『ONE PIECE ワンピース THE MOVIE エピソード オブ チョッパー プラス 冬に咲く、奇跡の桜』(2008)

ナミの治療のため、医者の住むドラム王国を訪れたルフィ達。そこで出会ったのが、ヒトヒトの実の能力者・トナカイのチョッパー。人間からもトナカイからも迫害された過去から、簡単には心を開きません。

前作に引き続き、チョッパーが仲間になるエピソードを映画化。オリジナル要素も加えつつ、チョッパーの過去や師匠・ヒルルクとの絆を丁寧に描写。優しくも熱い人情ドラマとなっています。

『ONE PIECE FILM STRONG WORLD/ワンピース フィルム ストロングワールド』(2009)

空から現れた伝説の大海賊「金獅子のシキ」にナミを連れ去られ、凶暴な動物だらけの島々にバラバラに落とされたルフィ達。仲間を取り戻し、世界の危機に立ち向かいます。

原作者・尾田栄一郎が製作総指揮を務め、ストーリー原案も担当した記念碑的作品。ナミ奪還に燃えるルフィ達の姿は、友情の力強さを感じさせてくれます。

『ONE PIECE ワンピース 3D 麦わらチェイス』(2011)

大切な麦わらを咥えて飛んでいった大鷲を追いかけるルフィ達。海軍や他の海賊団も加わり、騒動は大混乱へ。30分の短編ながら、手に汗握るド派手なアクションが満載です。

シリーズ初の3D作品。迫力満点の映像と躍動感あふれる演出は、まさに映画館で観るべき出来栄え。短時間で楽しめるお手軽さも魅力です。

『ONE PIECE FILM Z ワンピース フィルム ゼット』(2012)

元海軍大将のゼットが起こした「海賊抹殺計画」に挑むルフィ達。圧倒的な力を持つゼットに苦戦しつつも、海軍本部、青キジ、クザンら強敵とも戦いを繰り広げていきます。

シリーズ最大のスケールとクオリティを誇る大作。「アラバスタ」「エニエス・ロビー」並みの長編エピソードを、見事に映画の尺に凝縮しています。興行的にも東映アニメーション作品の最高記録を更新しました。

『ONE PIECE FILM GOLD』(2016)

世界最大のエンターテイメント都市「グラン・テゾーロ」を訪れたルフィ達。豪華絢爛な表の顔の裏で、支配者ギルド・テゾーロが金の力で人々を操っていることを知り…。

賭博や歌舞音曲が織りなすゴージャスな舞台が最大の魅力。華やかなのに哀しみに満ちた物語は、大人の鑑賞にもおすすめです。

『ONE PIECE STAMPEDE』(2019)

海賊万博に招待されたルフィ達。だがそこには、海軍やシキ率いる旧ロジャー海賊団の影が…。お宝を巡る大乱戦の裏で、海賊フェスタの企みが暴かれます。

歴代劇場版登場キャラが一堂に会する、まさにお祭り騒ぎのようなドリームマッチ。ルフィと他の海賊達の共闘シーンは、アツい海賊魂が炸裂する超絶アクションの連続です。

『ONE PIECE FILM RED』(2022)

世界一の人気歌手ウタが、初の公の場でライブを開催。彼女の正体は、四皇「赤髪のシャンクス」の娘だった…。

原作で明かされていないシャンクスの秘密が初披露され大きな話題に。ウタ役の人気歌い手Adoによる歌唱シーンも見どころです。

映画「ワンピース」の進化と今後の展望

2000年の第1作から2022年の最新作まで、映画『ワンピース』シリーズは着実に進化してきました。原作の名エピソードを再構成した「エピソード」シリーズ、オリジナルストーリーで作られた意欲作、原作者が製作に関わった記念碑的大作など、様々なバリエーションの作品が生み出されています。

全15作品を通して言えるのは、原作の持ち味を最大限に活かしつつ、映画ならではの娯楽性を追求し続けてきたということ。壮大なスケール、爽快なアクション、感動のドラマ、キャラクター同士の絆など、観る者を飽きさせない魅力が詰まっています。

最新作『FILM RED』が社会現象とも言える大ヒットを記録したことで、今後もシリーズの人気は衰えることはないでしょう。原作が連載中の今、劇場版への期待はさらに高まるばかりです。次はどんな冒険が映画館のスクリーンで繰り広げられるのか。ファンにとっては、それを想像するだけでもワクワクが止まりません。

映画『ワンピース』シリーズはこれからも、”海賊王を目指す航海”とともに進化を続けていくことでしょう。次なる冒険の旅路に向けて、心躍らせながら期待を膨らませていきたいと思います。