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「ブラックレイン」の概要
ニューヨークを舞台に始まる國際犯罪事件
1989年に公開されたアメリカ映画「ブラックレイン」は、ニューヨークと大阪を舞台にした國際犯罪サスペンスアクション作品です。冒頭、ニューヨークのレストランで、ヤクザ同士の抗争に巻き込まれる形で事件が幕を開けます。
ブラックレインの公開日と監督、主演
本作は、1989年9月22日に全米公開、同年10月7日に日本公開されました。監督は「エイリアン」や「ブレードランナー」で知られるリドリー・スコット。主演は、「ウォール街」のマイケル・ダグラスと、日本を代表する名優・高倉健です。
「ブラックレイン」の登場人物
ニック(演:マイケル・ダグラス):エリート刑事だが問題児
主人公のニック・コンクリンは、ニューヨーク市警の敏腕刑事。しかし、性格は短気で、上司に歯向かうことも厭いません。麻薬の押収金を着服した容疑をかけられるなど、問題を抱えています。
チャーリー(演:アンディ・ガルシア):ニックの相棒
ニックとコンビを組む相棒刑事。ニックのトラブルメーカーぶりに手を焼きつつも、深い信頼で結ばれた関係にあります。抜群のコミカルな掛け合いが見どころです。
松本(演:高倉健):大阪の警察官、ニックの協力者
事件の舞台が日本に移ってからは、大阪府警の松本警部補がニックの捜査に協力します。松本は几帳面で真面目な性格。ニックのわがままと、それを諌める松本のやり取りが印象的です。
佐藤(演:松田優作):冷酷な殺人犯
狡猾で残忍なヤクザの佐藤を演じたのは、日本を代表する名優・松田優作。その圧倒的な存在感が、作品に深みと緊迫感を与えています。この映画が松田優作の遺作となりました。
「ブラックレイン」のストーリー①ニューヨーク編
ヤクザ抗争に巻き込まれ、佐藤を逮捕
ニューヨークのレストランで昼食中だったニックとチャーリーは、ヤクザ同士の抗争に遭遇。銃撃戦の末、佐藤を逮捕するものの、彼の側近が大金の入った鞄を持ち去ってしまいます。
佐藤のアメリカ強制送還が決定
殺人容疑で捕まった佐藤でしたが、アメリカには留置する理由がないとして、48時間以内に日本へ強制送還されることが決定。ニックとチャーリーは、佐藤の護送を命じられます。
「ブラックレイン」のストーリー②大阪編
佐藤に逃亡され、司法の壁にぶつかるニックたち
関西国際空港に到着するなり、偽の警官に佐藤を奪われてしまうニックとチャーリー。司法権の違いから大阪府警に協力を拒まれ、独自の捜査を開始します。
偽札事件の黒幕は佐藤と判明
虚を突かれたニックは単身で佐藤のアジトに乗り込みますが、彼の姿はありません。そこで、事件の背景に偽札絡みの抗争があると気付きます。大阪を舞台に、手に汗握る捜査が繰り広げられます。
チャーリーが佐藤に殺害され、ニックは復讐を決意
捜査の過程で、ニックから離れたチャーリーが佐藤に殺害されるという悲劇が発生。怒りに震えるニックは、単身で佐藤への復讐を決意します。
最後の対決、佐藤を確保
ラストは、工場跡で佐藤との壮絶な対決が繰り広げられます。死闘の末、ニックはなんとか佐藤を確保。事件の全容が明らかになります。
「ブラックレイン」の見どころ3選
日本を舞台にしたリアルなアクション
日本が舞台とは思えないほどリアルに描かれた銃撃戦やカーチェイスは、映画ファンも唸らせる迫力です。
大阪を象徴する名所の数々
太陽の塔や道頓堀など、大阪の名所が次々と登場。まるで大阪観光をしているような感覚で作品を楽しめます。
日米の刑事の価値観のぶつかり合い
几帳面な日本の刑事と、荒っぽいアメリカの刑事。正反対の性格の二つの組織が、コミカルなやり取りを繰り広げる姿も、本作の大きな魅力と言えるでしょう。
「ブラックレイン」の関連作品と視聴方法
ブラックレインシリーズの他作品
「ブラックレイン」は、ハリウッド映画としては珍しい日本が舞台の作品。続編にあたる「ブラックレインII」、スピンオフの「ブラックレインライジング」など、関連作も制作されています。
主演マイケル・ダグラス、高倉健の他の代表作
マイケル・ダグラス の代表作には、「ウォール街」や「ベーシック・インスティンクト」など。一方、高倉健の主演映画には「幸福の黄色いハンカチ」「鉄道員(ぽっぽや)」などの名作が並びます。
ブラックレインのDVD、動画配信情報
現在、「ブラックレイン」はDVD化されており、オンライン通販サイトなどで購入可能です。また、動画配信サービスでは、HuluやAmazon Prime Videoにて視聴できます(2023年6月現在)。
まとめ:「ブラックレイン」は日米の文化の違いが織りなすクライムサスペンス
「ブラックレイン」は単なるアクション映画ではありません。日本とアメリカ、両国の文化や価値観の違いを浮き彫りにしながら、緊迫感溢れる物語を展開していきます。公開から30年以上が経過した今なお、色褪せない魅力を放つ傑作です。ぜひ、時代背景や登場人物の心情にも注目しながら鑑賞してみてください。