【犬夜叉】ストーリーのあらすじを時系列でネタバレ解説！四魂の玉が紡ぐ、半妖と巫女の悲恋物語

戦国時代に古の宝玉が呼び覚ます、人間と妖怪の壮大な戦い

舞台は戦国時代、四魂の玉という宝玉が全ての鍵

犬夜叉の物語の舞台となるのは、群雄割拠の戦国時代。人間同士の戦乱だけでなく、妖怪との戦いも絶えない世の中でした。
そんな中、「四魂の玉」と呼ばれる不思議な宝玉の存在が、物語の鍵を握ります。この玉は持ち主の願いを叶える力を秘めており、人間にも妖怪にも強大な力を与えるのです。

半妖の少年と現代からタイムスリップした巫女が主人公

主人公は、半分人間、半分妖怪の血を引く半妖の少年・犬夜叉。もう一人の主人公が、現代から戦国時代にタイムスリップしてきた中学生の少女・日暮かごめです。
犬夜叉とかごめ、二人の出会いが、四魂の玉を巡る壮大な物語の始まりとなります。

四魂の玉を巡る、人間と妖怪の果てしない争い

四魂の玉には、持ち主の心の善悪に応じて凄まじい力を与える特性があります。そのため、玉の力に魅入られた人間と妖怪たちによって、四魂の玉の争奪戦が幾度となく繰り広げられてきたのです。
しかし玉の力は諸刃の剣。持つ者の欲望をかきたて、争いの渦に巻き込んでいきます。はたして犬夜叉とかごめは、四魂の玉の因縁に終止符を打つことができるのでしょうか。

犬夜叉、かごめ、桔梗、奈落。物語のカギを握る4人とは？

半妖の少年・犬夜叉。父は妖怪の大将、母は人間の王女

主人公の犬夜叉は、妖怪の父と人間の母の間に生まれたハーフ。妖怪の力と人間の心を併せ持ちますが、その出自ゆえに人間からも妖怪からも疎まれる孤独な存在でした。
凶暴な一面を持つ反面、人間の母への愛情に根ざした優しさも持ち合わせる、二面性あるキャラクターです。

平成の中学生・日暮かごめ。四魂の玉を体内に宿した転生者

現代からタイムスリップしてきた中学生のかごめは、50年前に四魂の玉とともに焼かれた巫女・桔梗の生まれ変わり。体内に四魂の玉が宿っており、彼女の強大な霊力は、物語の鍵となります。
桔梗に似た容姿をしているものの、明るくはつらつとした現代女性である彼女は、過去に囚われる犬夜叉の心を少しずつ溶かしていくのです。

犬夜叉の恋人だった巫女・桔梗。犬夜叉を封印し命を落とす

50年前、四魂の玉の守護者だった巫女・桔梗。犬夜叉の初恋の相手でしたが、妖怪・奈落の計略により二人は引き裂かれます。
傷ついた桔梗は最期の力を振り絞って犬夜叉を封印し、自らも命を落とすのでした。50年後に奈落の手で蘇った彼女は、愛していた犬夜叉への想いを忘れ、かごめに刃を向けます。

憎しみに支配された人間の妖怪・奈落。四魂の玉を欲す悪の権化

かつては人間の盗賊だった奈落。自らの肉体に妖怪たちを取り込み、強大な力を得ると同時に、彼の心は憎悪に支配されていきました。
四魂の玉を手に入れ、自らの野望を果たすため、奈落は50年前に犬夜叉と桔梗を引き裂き、50年後には犬夜叉とかごめの前に立ちはだかります。妖怪と化した彼の邪悪な心は、物語に暗い影を落とすのです。

かごめと犬夜叉、愛と冒険の旅が今始まる！四魂の玉を巡る長い戦いの幕開け

桔梗の陰謀で封印された犬夜叉、かごめによって50年ぶりに目覚める

かごめが現代からタイムスリップしてきたことで、50年前、桔梗によって「犬夜叉を封印する矢」で封印されていた犬夜叉が目覚めます。
2人の出会いは衝撃的なものでしたが、これが四魂の玉を巡る壮大な物語の幕開けでした。

かごめの体内から四魂の玉が出現、争奪戦の末砕け散る

桔梗の生まれ変わりであるかごめの体内から、輝く四魂の玉が現れます。しかし玉の力に目がくらんだ妖怪たちの争奪戦が始まり、四魂の玉は無数のかけらに砕け散ってしまうのです。
大切な玉を砕いてしまったかごめは落ち込みますが、犬夜叉とともに四魂のかけらを取り戻す旅に出ることを決意します。

四魂の玉のかけらを求めて、2人の冒険が始まる

かけらを集めて四魂の玉を完成させるため、犬夜叉とかごめの冒険の旅が始まります。人間と妖怪の世界を縦横無尽に駆け巡る2人。
道中では女たらしの法師・弥勒、妖怪退治屋の少女・珊瑚、子狐の妖怪・七宝といった心強い仲間たちと出会います。彼らもまた、それぞれの事情を抱えつつ犬夜叉に協力し、次第に固い絆で結ばれていくのでした。

奈落が暗躍、かけらを狙う妖怪たちとの戦いが続く

しかし、かけらの力に目を付けた妖怪・奈落の卑劣な企みが、2人の前に立ちはだかります。次々と現れるは四魂のかけらを求める凶悪な妖怪たち。
かごめを守るため、そして50年前に自分と桔梗を裏切った奈落への復讐のため、犬夜叉は刀を振るい戦い続けるのです。仲間との絆に支えられながら、かごめとともに四魂の玉の完成を目指す旅は続きます。

四魂の玉をかけた最終決戦。奈落との壮絶な戦いの末に

ついに四魂の玉が完成したとき、奈落との最終決戦の火蓋が切って落とされます。自らの野望のために玉の力を我が物にしようとする奈落。それに立ち向かう犬夜叉とかごめ、そして仲間たち。
善悪のぶつかり合いは最高潮に達し、壮絶な戦いが始まるのです。はたして犬夜叉たちは奈落の野望を打ち砕き、四魂の玉の因縁に終止符を打てるのでしょうか。

アニメ、映画ならではの新展開や見どころをチェック！

アニメオリジナルの新キャラ、新エピソードが物語を広げる

原作の魅力をそのままに、アニメ版『犬夜叉』では数々のオリジナル要素が盛り込まれました。新たに登場したキャラクターたちが物語に一石を投じ、犬夜叉とかごめの冒険はより波乱に富んだものとなります。
また、原作では描かれなかった場所での出来事が、美しい映像とともに表現されるのも見どころです。アニメならではのスケール感により、物語世界がさらに広がりを見せています。

映画版では犬夜叉とかごめの愛に新たなドラマが

4本の劇場版では、犬夜叉とかごめの恋愛模様に一層のスポットが当てられました。原作やテレビアニメでは見られなかった2人の新たな一面が描かれ、その絆の深さを感じさせてくれます。
時に勇敢に、時にもどかしく、そして時に切なく紡がれる2人の物語。アクションや冒険だけでなく、恋愛ドラマとしての魅力も詰まった映画版を見逃せません。

人間と妖怪、愛と冒険が交錯する傑作ファンタジー

犬夜叉は、戦国時代を舞台に人間と妖怪の運命が複雑に交錯する、群像劇的なダークファンタジーです。四魂の玉という、この世のあらゆる願いを叶える玉を巡る物語は、人間の欲望、妖怪の力、そして正義と悪の衝突を見事に描き出しています。
半妖の少年・犬夜叉、現代からタイムスリップしてきた女子中学生・かごめ、犬夜叉の初恋の相手だった巫女・桔梗、憎しみに支配された妖怪・奈落。この4人を中心に展開される人間ドラマは、私たちの心の奥底に眠る光と影を浮き彫りにし、共感と興奮をもたらしてくれます。
かけらを探す犬夜叉とかごめの冒険の旅は、仲間たちとの出会いと別れ、過去からの訪れる因縁、そして2人の間に芽生える淡い恋心によって、一層の奥行きを増していきます。アクション、ファンタジー、ラブロマンス。様々な要素が絶妙に融合した『犬夜叉』は、少年漫画の枠を超えた普遍的な物語であり、老若男女問わず楽しめる傑作です。
魅力的なキャラクター、壮大な世界観、複雑に絡み合う人間模様。『犬夜叉』の持つ魅力は尽きることがありません。人間と妖怪、善と悪、愛と冒険が交錯する『犬夜叉』の世界にあなたも飛び込んでみませんか。