【完全網羅】『GTO』ドラマ•映画のあらすじを時系列でまとめ!各話ごとのサブタイトルとターゲット人物、見どころをご紹介

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はじめに

『GTO(グレート・ティーチャー・オニヅカ)』は、1998年に放送され社会現象にもなった伝説の学園ドラマです。藤沢とおる原作の漫画を、反町隆史主演で実写化。元暴走族リーダーから教師になった熱血漢・鬼塚英吉が、問題を抱えた生徒たちと真っ向から向き合う感動のストーリーが、多くの視聴者の心を掴みました。

連続ドラマ版だけでなく、その後に制作されたスペシャル版や映画版も大きな話題に。それぞれ新たな切り口と魅力で、『GTO』ワールドを更に広げました。本記事では、ドラマ・SP・映画の各エピソードを丁寧に解説。名作の軌跡を辿ります。

『GTO』テレビドラマシリーズ(1998年)のあらすじ

ドラマ版『GTO』の概要

1998年7月から9月にかけて放送された連続ドラマ。元暴走族の鬼塚英吉が教師となり、問題を抱えた生徒たちと向き合う学園ドラマ。反町隆史演じる魅力的な主人公と、時にコミカルに、時に熱く描かれる感動のストーリーが話題を呼んだ。最高視聴率35.7%の大ヒット作となった。

主要登場人物の紹介

主人公の鬼塚英吉は、不良だった過去を持つ熱血教師。自由な発想と行動力で生徒の心に響く指導を行う。ヒロインの冬月あずさは、容姿端麗だが教師としての理想に悩む。二人を取り巻く教師と生徒たちも個性的なキャラクターが揃う。

  • 鬼塚英吉(反町隆史) – 主人公。暴走族の元リーダーから教師に
  • 冬月あずさ(松嶋菜々子) – ヒロイン。美人だが生徒との距離に悩む英語教師
  • 内山田ひろし(中尾彬) – 副校長。頑固で古風な考えの持ち主
  • 菊池善人(窪塚洋介) – 問題児だが天才的な頭脳の持ち主
  • 相沢みやび(中村愛美) – 不良グループのリーダー的存在の女子生徒

ドラマ各話のエピソードを一言で。

第1話「いち教師です」 – 鬼塚は祝野高校2年4組の担任となるが、問題だらけのクラスだった。水樹ナナコの悩みに介入。

第2話「変態教師とマドンナ教師」 – 鬼塚の破廉恥写真が学校中に貼り出される。犯人の菊地に鬼塚が迫る。

第3話「問題教師です」 – 吉川からのSOSを受けて、みやび達のいじめに鬼塚が挑む。

第4話「アイドルで金もうけ」 – 野村がアイドルを目指そうとするが周囲は反対。鬼塚は後押しする。

第5話「ストーカー教師です」 – 夏休み、勅使河原の冬月へのストーカー行為が問題に。

第6話「生徒の母親に手を出す危ない教師」– 村井の生い立ちの秘密とその母親つばさとの面会。

第7話「援助交際する教師」 – 相沢たちが援交で金を稼ぐ。そこに鬼塚が関わり… 。

第8話「二学期の始業式にクビになる教師」– 鬼塚は相沢たちを庇って解雇の危機に。

第9話「生徒を無理やり退学させる教師」 – 野村がアイドルの夢を諦められず。鬼塚の説得は。

第10話「冬月の部屋に泊まり興奮する教師」 – 解雇を阻止すべく鬼塚は冬月宅で猛勉強。相沢が事件に巻き込まれる。

第11話「美人看護婦にしかられる暴力教師」 – 鬼塚は生徒への暴力がらみの嫌疑をかけられクーデター勃発。

第12話「グレートなティーチャーです」 – 鬼塚と理事長は解雇され、学園は吸収合併の危機に。最後の授業で鬼塚は…?

ドラマスペシャル版(1999年)のあらすじ

ドラマ版から9ヶ月後の1999年6月に放送されたスペシャル版。鬼塚と冬月の関係性にも変化が。放送中に台風による停電の影響があった。

鬼塚は私立の聖アカデミア学園に赴任。問題だらけの学校を改革すべく、問題児たちと向き合う。鬼塚は冬月と交際するも、別れを切り出されそうになる。しかし、鬼塚の献身的な姿勢と情熱に最終的に冬月は心を開いていく。

映画版(1999年)のあらすじ

映画版の原作や設定の違い

1999年12月公開。ドラマ版のその後を描いた完結編。鬼塚が北海道の私立高校に赴任するという設定で、原作小説版をベースとしているが展開は大きく異なる。

映画版の見どころ

鬼塚は、教師冥利に尽きる生徒たちの成長物語。北海道の雄大な自然を背景に、閉鎖的な環境で暮らす生徒たち一人一人の心の闇と向き合っていく。

市川楽、中山健太ら新たなキャラクターが登場。不良グループとの抗争、壮絶な暴力シーン、白熱の授業シーンなど、ドラマ版の雰囲気を引き継ぎつつ、スケールアップした演出が見どころ。

原作やアニメ版との差異

ドラマ版の鬼塚は、原作漫画に比べるとやや丸くソフトなキャラクター造形となっている。また、冬月の設定や出自にも違いがある。脇キャラの設定変更や、オリジナルの生徒キャラの登場など、ドラマ独自の要素が盛り込まれている。 ドラマ版の放送開始から遅れること約1年、原作に沿ったストーリー展開のアニメ版が放映開始された。ただし当時はドラマの大ヒットの印象が強く、アニメ版の評価はやや低くなりがちだった。 映画版はドラマ版の続編という位置づけだが、北海道を舞台にしたオリジナルストーリー。原作小説をモチーフとしつつも、かなり脚色されている。

まとめ

一発屋で終わらない質の高い脚本・演出、何より反町隆史の熱演が光るドラマ版。社会現象にもなった伝説の作品。続編のSP、映画版も単なる焼き直しではなく、新境地を開拓。原作ファンのみならず多くの視聴者の心を掴んだ。時代と共に問題も変化する中で、いつの時代も通用する「人として大切なもの」を説いた不朽の名作。