【完全ネタバレ】映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のあらすじを時系列で徹底解説!

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『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』とは?映画の基本情報

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』は、2014年に公開されたアメリカのSFアクション映画です。マーベル・コミックの同名のアメコミを原作とし、マーベル・スタジオが製作、ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズが配給を担当しました。
本作は、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の第10作目にあたります。監督と脚本は、ジェームズ・ガンが務めています。

公開日と製作スタッフ

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』は2014年7月21日にハリウッドでプレミア上映された後、8月1日より全米公開されました。日本では同年9月13日に公開されています。
監督と脚本を担当したジェームズ・ガンは、『スーパー!』などのコメディ作品で知られるインディペンデント映画界の鬼才。ヒーロー映画への初挑戦となった本作で、独自のユーモアセンスを存分に発揮しました。

主要キャストの紹介

主人公ピーター・クイル/スター・ロード役には、『ジュラシック・ワールド』シリーズなどで知られるクリス・プラットが抜擢されました。宇宙を駆けるアウトローという新境地を見せています。
ヒロインのガモーラには、『アバター』のゾーイ・サルダナアライグマのロケットの声は、『アメリカン・スナイパー』のブラッドリー・クーパーが担当。日本語吹き替え版では、ロケットの声を加藤浩次が務めました。
木のヒューマノイド、グルート役には『ワイルド・スピード』シリーズのヴィン・ディーゼルが挑戦。全編を通してセリフは「私はグルート」の一言のみという難役を演じ切りました。

映画の大まかなストーリー

舞台は、地球人のピーター・クイルが惑星ザンダーで一攫千金を狙っていたところから始まります。
ピーターはパワーストーンの入ったオーブを盗み出すも、すぐに恋敵に追われる身に。そこへ賞金稼ぎのロケットとグルート、さらに暗殺者ガモーラが加わり、彼らは一緒に監獄に送られてしまいます。
脱獄に成功した彼らは、オーブの買い手を探しますが、その途中で惑星ザンダーを滅ぼそうと企む悪役ロナンの脅威を知ります。ロナンから銀河を守るため、クイルたちは「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」を結成し、ロナンに立ち向かっていく──。

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のあらすじを時系列で解説!【ネタバレあり】

1.ピーター・クイルの少年期と母の死

物語は1988年、地球から始まります。少年ピーター・クイルは病床の母に付き添っていました。母は息を引き取る直前、ピーターに小さなプレゼントを手渡します。しかし、ショックを受けたピーターはプレゼントを開けることができません。
母の死後、ピーターは外に飛び出しますが、そこで謎の宇宙船に遭遇。ピーターは光に包まれ、宇宙船に拉致されてしまいます。

2.オーブを巡るピーターと悪役ロナンの対立

それから26年後、ピーターは宇宙を駆け巡るアウトロー「スター・ロード」となっていました。彼は惑星モラグで、パワーストーンの力を秘めたオーブを盗み出します。
しかし、そのオーブは狂信的な種族至上主義者ロナンも狙っていました。ピーターはロナンの手下コラスと交戦。オーブを奪還したピーターは、オーブを売却しようとザンダー星へと向かいます。

3.ガモーラ、ロケット、グルート、ドラックスとの出会い

ザンダー星でオーブを売ろうとしたピーターでしたが、そこでロナンが派遣したガモーラと出会います。ガモーラはオーブを奪おうとしますが、賞金稼ぎのロケットとグルートが現れ、4人は大乱闘に。
この騒ぎで4人は逮捕され、キルン刑務所に送られます。そこで彼らはドラックスと出会います。ガモーラが自分の家族を殺したことを知ったドラックスは、彼女を殺そうとしますが、ピーターたちに止められます。

4.一攫千金を狙った刑務所からの脱獄劇

ピーターはオーブを売って大金を得るため、囚人仲間を集めて脱獄計画を立てます。ロケットの手引きにより、見事に脱獄に成功した一行。しかし、ロナンの大型宇宙船ダーク・アスターが現れ、ガモーラの宇宙船を撃墜してしまいます。
ピーターは宇宙空間に投げ出されたガモーラを救助。一方、ロナン軍はオーブを奪取します。

5.オーブの秘密が明かされる!コレクターの登場

ピーターたちは、オーブの買い手であるコレクターから、オーブの中に宇宙の滅亡をもたらすインフィニティ・ストーンが入っているという事実を知ります。ロナンは、オーブの力を使ってザンダーを滅ぼそうと画策していました。ピーターたちはロナンを止めるため、立ち上がります。

6.ロナンの野望とザンダーを舞台にした決戦

遂にロナン率いるダーク・アスターがザンダーに迫ります。ノバ軍やピーターの宇宙海賊仲間・ラヴェジャーズが応戦しますが、圧倒的な軍勢の前に苦戦を強いられます。
ピーターたちはダーク・アスターに潜入。ネビュラを倒したガモーラ、ロナンの部下を蹴散らすドラックス、そして機関部を破壊するロケットとグルート。散り散りになりながらも、それぞれが力を尽くして戦います。
最後はピーターがロナンを引きつけ、ロケットとドラックスの活躍でロナンを倒すことに成功。しかし、グルートはピーターたちを守るために命を落としてしまいます。

7.ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの結成

オーブはノバ軍に預けられ、ピーターたちの犯罪歴は帳消しに。ザンダーの人々に称えられる中、彼らは「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の結成を誓います。
ラヴェジャーズのリーダー・ヨンドゥから贈られた新しい宇宙船で、ピーターたちは再び宇宙へと旅立ちます。一方、破壊されたグルートは、ベビー・グルートとして蘇生したのでした。

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の魅力とみどころ

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の大きな魅力は、マーベル作品の常識を覆すような、個性豊かなキャラクター設定とチーム構成にあります。主人公のスター・ロードことピーター・クイルは、地球育ちの人間でありながら、宇宙を股にかけるアウトロー。暗殺者の娘ガモーラ、寡黙だが憎めないグルート、過去に家族を殺されたドラックスなど、それぞれが深い背景を持った”問題児”ばかり。そんな彼らが集まって結成されたのが、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーなのです。

個性豊かな”アウトロー”ヒーローたちの掛け合い

本作の大きな見どころは、性格も能力もバラバラなキャラクターたちが、次第にチームとしてまとまっていく過程にあります。めったに口を利かないグルートに、皮肉屋のロケットがツッコミを入れる。一匹狼のガモーラをピーターがフォローする。はじめは反発し合っていたメンバーたちが、信頼で結ばれるまでの道のりは、見ていてとても微笑ましいものがあります。

スペースオペラとしての壮大なスケール感

ストーリーの舞台は、地球からはるか彼方の宇宙。ザンダー星の都市やノーウェアの採掘コロニーなど、個性的なロケーションの数々が登場します。銀河の平和をかけた戦いというスペースオペラならではのスケール感と、映画を通して感じられる”広大な宇宙”のイメージが、観る者の想像力をかき立ててくれるでしょう。

ユーモアとアクションのバランスが絶妙

本作の特徴は、シリアスなストーリー展開でありながら、所々にコメディタッチな要素が散りばめられていること。ピンチの場面でもキャラクターたちの小ネタが飛び出し、思わず吹き出してしまうこと請け合いです。かと思えば、迫力のアクションシーンでは目が離せなくなる。笑いと緊迫感、娯楽作品に欠かせない両方の要素が絶妙なバランスで組み込まれている点も見逃せません。

70年代ポップスの名曲が彩るサウンドトラック

ピーターが大切にしているカセットテープ「オーサム・ミックス」には、レッド・ツェッペリンやデヴィッド・ボウイなど、1970年代の名曲が収録されています。劇中では、ストーリーの転換点でこの音楽が流れることが度々あり、映画の雰囲気を大いに盛り上げてくれます。『ホーンテッド・ハウス』や『チェリー・ボム』など、日本ではあまり馴染みのない曲もあるので、観た後に音源を探してみるのもおすすめです。

まとめ:「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」は最高のSFエンターテイメント!

宇宙を舞台に繰り広げられる『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』は、従来のマーベル作品とはひと味違う、新感覚のSFアクション大作です。
『アベンジャーズ』シリーズのようなヒーローチームものでありながら、悪役の汚名を着せられた”アウトロー”たちの活躍を描いている点が新鮮。一癖も二癖もあるキャラクターたちが織りなす、シリアスとコメディのバランスも秀逸です。
ド派手なアクションとドラマチックな展開、所々に感じられるノスタルジックな雰囲気など、エンターテイメント作品としての完成度は極めて高い。続編への期待が高まるラストシーンも見逃せません。
広大な宇宙を舞台に、型破りなヒーローたちが大暴れする姿は、あなたの感性を刺激すること間違いなし。ぜひ劇場で、彼らの活躍を目撃してください!