【ワイルド・スピード MAX】あらすじを最後までネタバレ解説!前作からの登場人物と見どころ紹介

ワイルド・スピード MAXの基本情報

『ワイルド・スピード MAX』は、2009年に公開されたアメリカ映画で、人気カーアクションシリーズ「ワイルド・スピード」の第4作目にあたる作品です。本作の監督は、前作に続きジャスティン・リンが務めました。

主演は、シリーズでおなじみのヴィン・ディーゼルとポール・ウォーカーで、ミシェル・ロドリゲスとジョーダナ・ブリュースターも再登場を果たしています。上映時間は107分。

本作は全世界で大ヒットを記録し、興行収入は3億6316万ドルを突破。シリーズの人気をさらに不動のものにした作品と言えるでしょう。

ワイルド・スピードシリーズにおける本作の位置づけ

『ワイルド・スピード MAX』は、2001年の『ワイルド・スピード』を皮切りに始まった「ワイルド・スピード」シリーズの第4作目となる作品です。前3作はそれぞれ、『ワイルド・スピードX2』(2003)、『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』(2006)というタイトルで公開されました。

特に、シリーズの主人公コンビであるドミニク・トレット(演:ヴィン・ディーゼル)とブライアン・オコナー(演:ポール・ウォーカー)が再びタッグを組むという点で、ファンにとっては待望の作品となりました。さらに、前作『X3』から登場したハン・ソウル(演:サン・カン)も再登場を果たし、シリーズならではの面白さを提供しています。

ストーリーのあらすじ(ネタバレあり)

冒頭 – ドミニクとブライアンの再会

国外逃亡中のドミニク・トレットはドミニカ共和国を拠点に、ガソリン強盗を働きながら生活していました。そんな中、恋人レティ・オルティスが何者かに殺害されたとの知らせが入ります。ドミニクはレティを弔うためにLAに戻ることを決意。一方、FBIに入局したブライアン・オコナーは、麻薬密輸組織の捜査中にドミニクの帰還を知ることになります。

ブラガの組織への潜入

ブライアンは、麻薬密輸組織のボス・ブラガの運び屋を決める潜入捜査レースに参戦。その会場でドミニクと再会を果たします。互いをライバル視する2人でしたが、レースで勝利を収め、見事ブラガの運び屋に抜擢されることになりました。

ドミニクとブライアンのタッグ

ブラガの運び屋となったドミニクとブライアンは手を組み、組織の壊滅と、レティの仇討ちを誓います。そして、レティが以前ブラガの運び屋をしていた時に組んでいた相棒フェニックス・カルデロンこそが、彼女を殺害した犯人だと突き止めるのです。

クライマックスと結末

事件のクライマックスでは、ドミニクがフェニックスを壮絶なカーチェイスの末に始末し、ブライアンがブラガを逮捕に追い込みます。しかし、ブラガ逮捕に荷担した咎でドミニクは投獄されてしまうのでした。ラストシーンでは、ブライアンとドミニクの妹ミアが、警察の護送車を強襲してドミニクの脱獄を図る、という衝撃的な展開が待っています。

『ワイルド・スピード MAX』の見どころ3選

白熱のカーチェイスアクション

『ワイルド・スピード MAX』最大の見どころは、何と言ってもハイスピードのカーチェイスアクションでしょう。中でも、麻薬密輸ルートとなっているトンネル内を舞台にしたシーンは圧巻の迫力。スクリーンの中を超高速で疾走するマシンの数々に、思わず息を呑んでしまうはずです。

立場を超えたドミニクとブライアンの絆

また、本作ではシリーズの主人公コンビ、ドミニクとブライアンが再びタッグを組むことになり、バディムービーとしての魅力も存分に発揮されています。犯罪者と警官という立場の違いを乗り越え、固い絆で結ばれた2人の姿に胸を熱くする人も多いのではないでしょうか。

前シリーズのキャラクターの再登場

さらに、シリーズファンにとっては堪らない要素がもう1つ。前3作から多数のキャラクターが再登場を果たしているのです。中でもハン・ソウルの存在は見逃せません。彼らが織りなす人間ドラマもまた、本作の大きな魅力となっています。

『ワイルド・スピード MAX』登場人物紹介

ドミニク・トレット(演:ヴィン・ディーゼル)

本作の主人公にしてカリスマ的ストリートレーサー。愛車のダッジ・チャージャーを駆り、数々の伝説的レースを走り抜けてきた。普段は仲間思いの男気溢れる性格だが、たまに無茶な強盗をしでかしてしまうのが玉に瑕。今作では恋人レティを殺された怒りから、彼女の仇討ちに燃える。

ブライアン・オコナー(演:ポール・ウォーカー)

元は不正を憎むLAPDの刑事で、ドミニクのライバル的存在だった。前作で警察を辞めてからはFBIの捜査官に転身。今作ではドミニクと手を組み、巨悪との闘いに身を投じる。正義感が強く行動的な青年。

ミア・トレット(演:ジョーダナ・ブリュースター)

主人公ドミニクの妹で、ブライアンとは旧知の仲。ドミニクの犯罪者としての顔とブライアンの正義感の間で板ばさみになることも。しっかり者だが時折見せる無防備な笑顔が印象的。

レティ・オルティス(演:ミシェル・ロドリゲス)

ドミニクのガールフレンドにして、数少ない女性レーサーとしてチームを支える頼もしい存在。犯罪者として生きることに疑問を感じ始めていた彼女だったが、ブラガの組織に殺されてしまう。その死が、ドミニクの復讐劇の引き金に。

まとめ

『ワイルド・スピード MAX』は、名作ぞろいのワイルド・スピードシリーズの中でも特に高い評価を得ている作品です。シリーズ第4作目にして、スケールも迫力も大幅にアップグレード。超高速のカーアクションと、ドミニクとブライアンによる男同士の熱い友情は、観る者の興奮を最高潮に高めてくれること間違いなしでしょう。

さらに本作は、これまでのシリーズ作品で積み重ねてきた世界観を見事に踏襲しつつ、新たなキャラクターとドラマを投入することにも成功しています。まさにシリーズの集大成とも言うべき内容になっているのです。

次なる作品にも期待が高まる、ワイルド・スピードシリーズ屈指の傑作。ファンはもちろん、これを機にシリーズに触れてみたいという人にもオススメの1本となっています。目が離せない展開と胸が熱くなるストーリーを、ぜひ劇場でその目に焼き付けてください!