【ネタバレあり】映画「ジュラシック・ワールド/炎の王国」のあらすじと見どころを徹底解説!

「ジュラシック・ワールド/炎の王国」の基本情報

『ジュラシック・ワールド/炎の王国』は、2018年に公開されたアメリカの科学アドベンチャー映画です。J・A・バヨナ監督が務め、前作『ジュラシック・ワールド』の3年後の世界が描かれました。主演はクリス・プラットとブライス・ダラス・ハワード。全米では6月22日、日本では7月13日に封切られ、全世界で13億ドル以上の興行収入を記録した大ヒット作です。

前作「ジュラシック・ワールド」のおさらい

本作を理解する上で重要な前作『ジュラシック・ワールド』では、ジョン・ハモンド博士の夢を受け継いだサイモン・マスラニ社長が、コスタリカの離島イスラ・ヌブラルに恐竜テーマパーク「ジュラシック・ワールド」を建設。恐竜と人間の共存を目指したが、遺伝子操作で生み出された新種のインドミナス・レックスが暴走し大惨事となった。訓練されたラプトルのブルーらの活躍で事態は収束したものの、島は放棄されることに。

「ジュラシック・ワールド/炎の王国」のあらすじ – 序盤

火山噴火が迫るイスラ・ヌブラル島

ジュラシック・ワールドの廃墟と化したイスラ・ヌブラル島では、恐竜たちが自由に生息していた。しかし、島の火山シボ山の活動が活発化。噴火によって恐竜たちは絶滅の危機に直面する。

恐竜絶滅の危機と救助計画

ある日、元運用管理者のクレア・ディアリングは、恐竜保護団体DPGの一員としてベンジャミン・ロックウッド邸を訪問。彼の遺産相続人であるイーライ・ミルズから、恐竜を島から救出し新天地に移す計画を打ち明けられる。元ラプトル係のオーウェン・グレイディも説得され、政府やマスコミに隠れて極秘に作戦が始動する。一方、ハイブリッド恐竜の骨格を求める勢力が暗躍していた。

「ジュラシック・ワールド/炎の王国」のあらすじ – 中盤

オーウェンとクレアの再会、救助チームの結成

再びイスラ・ヌブラル島に降り立ったオーウェンとクレア。DPGのメンバーであるジアとITエキスパートのフランクリンと合流し、救助チームを結成する。オーウェンは訓練したブルーに再会することを望んでいた。一方、島に上陸した傭兵たちは、極秘に島の施設を物色し始める。

イスラ・ヌブラル島での恐竜救出ミッション

シボ山の噴火が始まり、溶岩が流れ出す中、救出チームは恐竜を捕獲。オーウェンはブルーと再会を果たすが、突如として武装集団の襲撃を受ける。ブルーは銃弾を受け倒れ、チームは追い詰められる。救出した恐竜を載せた輸送船に何とか脱出するが、一部の恐竜は取り残されてしまう。

ミッションの裏に隠された陰謀

輸送船に乗った恐竜たちは、救助計画とは無関係の場所へ運ばれていく。一連の出来事の背後には、ミルズによる陰謀があると判明。救出された恐竜たちを闇オークションにかけることが、彼の本当の目的だったのだ。

「ジュラシック・ワールド/炎の王国」のあらすじ – 終盤

恐竜オークション、闇取引の実態

ロックウッド邸の地下では、武装勢力の富豪たちを集めた恐竜オークションが開催されていた。軍事利用を企む闇取引の実態が明らかになる。オークションの目玉は、インドミナス・レックスのDNAを使ったハイブリッド恐竜インドラプトルだった。

混沌の中で起こる恐竜パニック


オークション会場に潜入したオーウェンとクレアは、インドラプトルの存在を知る。暴れ出したインドラプトルによって、会場は混乱に陥る。檻から解き放たれた恐竜たちが次々と施設内に放たれ、恐竜と人間のパニックが巻き起こる。

新種の恐竜インドラプトルの脅威

凶暴なインドラプトルはブルーと激しく対峙する。知性と攻撃力を兼ね備えた強敵で、主人公たちを追い詰める。ブルーの協力もあり、何とか窮地を脱するが、インドラプトルの脅威は増すばかり。施設から脱走すれば、世界中の人間が危険にさらされる。

オーウェンたちの奮闘と結末

オーウェンとクレア、ブルーの活躍で、インドラプトルを倒すことができた。だが、元凶はDNAを悪用した人間社会の欲望そのもの。救出された恐竜たちを野に解き放つ是非を巡り、倫理的な議論が交わされる。最後は、恐竜たちが大自然の中に放たれ、ブルーと人間の別れが描かれる。

「ジュラシック・ワールド/炎の王国」の見どころ

本作の見どころは、迫力のアクションと恐竜VSヒューマンドラマにあります。島が崩壊していくスリリングなシーンは圧巻。インドラプトルの登場で、パワーアップした恐竜の脅威を体感できるでしょう。オーウェンとクレア、ブルーの絆も見逃せません。倫理的なテーマにも踏み込んだ、シリーズの転換点となる重要な一作です。

「ジュラシック・ワールド」シリーズの続編と今後の展望

『ジュラシック・ワールド/炎の王国』は、シリーズの新たなフェーズを切り開きました。恐竜たちが人間社会に放たれた衝撃の結末は、次なる続編への布石となっています。2022年公開の『ジュラシック・ワールド/ドミニオン』では、旧三部作の主人公たちが再登場。恐竜と人間が共存する新時代を巡るサバイバルが展開されます。シリーズは新たなステージへと突入していくのです。