【ネタバレあり】映画「キングスマン」のあらすじを簡潔にまとめ!主要登場人物&見所も解説

映画「キングスマン」基本情報

「キングスマン」は、2014年に公開されたイギリス・アメリカ合作のアクション・スパイ映画です。監督は「キック・アス」シリーズなどで知られるマシュー・ヴォーン、主演はコリン・ファースとタロン・エガートンが務めました。原作はマーク・ミラーとデイヴ・ギボンズによるコミック「Kingsman: The Secret Service」。興行的にも大ヒットを記録し、その後2017年に続編「キングスマン:ゴールデン・サークル」、2021年に前日譚「キングスマン:ファースト・エージェント」が公開されています。

「キングスマン」のストーリー設定

物語の舞台となっているのは、現代のイギリスです。表向きは高級テーラーを営みながら、その実態は国際的な諜報機関として活動しているのが「キングスマン」。エリート集団ですが、独自の規範を持ち、謎に包まれた組織として描かれています。一方、主人公のゲイリー・”エグジー”・アンウィンは、ロンドンの下町に住む青年。元海兵隊員で優秀な頭脳と身体能力を持ちながら、父親を早くに亡くし、荒んだ生活を送っていました。彼がある日、キングスマンの面々と出会うことから、物語が動き出します。

主要登場人物紹介

エグジー

本作の主人公。本名はゲイリー・アンウィン。17歳。ロンドンの下町育ちで、今は定職にも就かず、不良グループとトラブルを起こしてばかり。しかし本来は正義感が強く、仲間思いの性格。ハリーにスカウトされ、キングスマンの候補生となる。

ハリー・ハート

コードネーム「ガラハッド」。キングスマンのベテランエージェントで、作中屈指の強さを誇る。17年前、エグジーの父と共に任務に就き、彼が命を落とした責任を感じている。エグジーの才能を見出し、彼をキングスマンにスカウトする。

リッチモンド・ヴァレンタイン

本作の悪役。天才的な頭脳を持つIT企業の CEO。人類に対して危機感を抱いており、独自の人口削減計画を企てている。表向きは慈善事業を行う一方で、裏では多くの著名人を誘拐。血を見ると卒倒してしまう習性がある。

「キングスマン」のあらすじ

エグジーのキングスマンへの選抜試験

エグジーは、ハリーの助けで警察のお世話になることを免れますが、そのことがきっかけで、キングスマンの候補生として選抜試験を受けることになります。試験は困難を極めるものの、持ち前の頭の良さと根性で乗り越えていきます。仲間との連帯を深めながら、厳しい訓練をクリアしていくエグジー。特に、候補生の中で唯一彼を対等に扱うロキシーとは、良きパートナーとなります。最終関門で躓きますが、ハリーの勧めで再チャレンジの機会を得ることとなります。

ヴァレンタインの人口削減計画

一方、ヴァレンタインは自身の人口削減計画を着々と進めていました。世界中の人々に無料配布したSIMカードに、感情を刺激して凶暴化させるプログラムを組み込んだのです。さらに、気候変動対策と称した衛星打ち上げにより、一斉にプログラムを起動する計画を企てます。表向きはただのIT企業の社会貢献活動ですが、裏では誘拐した学者たちをこき使い、巨大な陰謀を企んでいたのでした。

エグジーとキングスマンによる阻止

ハリーはヴァレンタインの企みを察知するも、単独で潜入し命を落としてしまいます。キングスマンの面々は混乱しますが、候補生だったエグジーとロキシー、そしてマーリンの活躍でヴァレンタインの計画に立ち向かいます。ロキシーは人工衛星の破壊に成功。エグジーはヴァレンタインの秘密基地への潜入に成功しますが、正体がバレてピンチに。窮地を脱したエグジーは、最終的にヴァレンタインとその腹心であるガゼルを撃破し、世界の危機を救います。

「キングスマン」の見所

まず挙げられるのが、洗練されたスパイアクション。特にコリン・ファースが演じるハリーの教会での乱闘シーンは圧巻。スタイリッシュでありながらスピーディーで、スカッとした爽快感があります。また全編にわたり、三つ揃いスーツに身を包んだ英国紳士たちの活躍が楽しめます。ちょっとチャラいがカッコいいエグジーと、優雅で強いハリーのコンビネーションも最高です。さらに、カメオ出演したマーク・ハミルや、サミュエル・L・ジャクソン演じる悪役ヴァレンタインなど、脇を固める俳優陣の熱演にも注目。スパイアクション映画の金字塔として、「キングスマン」は色褪せない魅力を放ち続けています。