【ネタバレ】映画「最後まで行く」のあらすじを簡潔にまとめ!衝撃のラストまで一気に解説

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映画「最後まで行く」基本情報

作品概要

「最後まで行く」は2014年に公開された韓国映画で、予期せぬ事故に巻き込まれた刑事の姿を描いたクライムサスペンスです。主演はイ・ソンギュンとチョ・ジヌンが務め、監督・脚本はキム・ソンフンが担当しました。119分という上映時間の中で、極限状況下の主人公の苦悩と葛藤が緊迫感たっぷりに描かれています。

第67回カンヌ国際映画祭監督週間に招待作品として選出され、韓国国内でも複数の映画賞を受賞しました。興行的にも大ヒットを記録し、海外でのリメイク制作にもつながっています。

キャスト

主要キャストは以下の通りです。

  • コ・ゴンス役:イ・ソンギュン
  • パク・チョンミン役:チョ・ジヌン
  • イ・ヴァンミン役:チョン・マンシク

その他、脇を固める実力派俳優陣が脇を固めています。

見どころ

本作最大の見どころは、予測不可能な展開によるサスペンスの妙味です。主人公のゴンスが次々と訪れる不運と、それを切り抜けようとする姿に感情移入せずにはいられません。事故の隠蔽や脅迫者との駆け引きなど、ハラハラドキドキが止まらないストーリー展開は必見です。

また、全編を通して漂う重苦しい雰囲気や、スタイリッシュな映像美もこの映画の魅力と言えるでしょう。観る者を一気に作品世界に引き込む演出力は、監督の力量を感じさせます。

「最後まで行く」あらすじ解説【ネタバレ注意】

ここからは、「最後まで行く」の詳細なあらすじを追っていきます。これから先はネタバレを含みますので、未見の方はご注意ください。

コ・ゴンスの窮地

(C)ショーボックス(C)「最後まで行く」上映委員会

事件の発端は、主人公コ・ゴンスが運転中に起こした人身事故でした。慌てて被害者を確認すると、すでに死亡していたのです。

内部監査を控え、様々な問題を抱えていたゴンスにとって、事故は痛恨のタイミング。警察に発見されれば一巻の終わりです。その場の判断で、ゴンスは死体をトランクに隠すことを選択します。

母親の葬儀で使う棺に死体を隠すという、常識外れの方法で事故の隠蔽に成功したゴンス。しかし、そこから平穏は訪れません。

イ・ヴァンミンの死体

(C)ショーボックス(C)「最後まで行く」上映委員会

ゴンスの携帯電話に、パク・チョンミンと名乗る男から着信が入ります。事故の一部始終を知っているというパクは、執拗にゴンスを脅迫。言いなりにならなければ真実を暴露すると脅すのです。

一方、ゴンスは轢き殺した男がイ・ヴァンミンという指名手配犯だと知ります。ヴァンミンの死体からは、パクの金庫の鍵が発見されました。

パク・チョンミンとの対決

(C)ショーボックス(C)「最後まで行く」上映委員会

脅迫の主、パクの正体は汚職警官でした。ゴンスはヴァンミンの遺体にわなを仕掛け、パクを爆殺しようとします。しかし、パクは生き延びてゴンスの自宅へ乗り込んできます。

ここから、命がけの対決が始まります。激しい格闘の末、ゴンスはなんとかパクを倒すことに成功。ゴンスの危機は去ったかに見えました。

衝撃の結末

警察を辞職し、心機一転の生活を始めたゴンス。しかし、最後の最後で思わぬ発見をします。ヴァンミンの死体を掘り起こした際に落とした、パクの金庫の鍵が転がっていたのです。

ゴンスはパクの隠し金を手に入れ、一攫千金を果たしました。法の裁きからは逃れたものの、彼の良心が許すかどうかは分かりません。妥協と背信に満ちた結末は、観る者に複雑な余韻を残します。

「最後まで行く」リメイク作品紹介

「最後まで行く」は、オリジナル版の成功を受けて各国でリメイクが製作されました。ここでは、その一部を紹介します。

中国版「ピースブレーカー」

2017年に公開された中国版は「ピースブレーカー」というタイトルで、アーロン・クォックが主演を務めました。オリジナルの雰囲気を残しつつ、中国の文化に合わせたアレンジが施されています。

フランス版「レストレス」

2022年のフランス版「レストレス」は、Netflixオリジナル作品としてリリース。主演はフランク・ガスタンビドゥが務めました。ストーリーの基本路線は同じですが、設定や人物関係などに変更が加えられています。

日本版「最後まで行く」

そして2023年、ついに日本版の「最後まで行く」が公開されました。岡田准一主演、藤井道人監督のコンビによる、オリジナル色の強いリメイク作です。韓国版とは違った魅力を楽しめると評判です。

まとめ

「最後まで行く」は、緊張感溢れるストーリー展開と魅力的なキャラクターで観る者を引き付ける、傑作クライムサスペンスです。一度見たら忘れられない衝撃の結末は、長く記憶に残ることでしょう。

原作版はもちろん、各国のリメイク作品もぜひチェックしてみてください。作品ごとに異なる解釈とアレンジを楽しむのも一興です。ネタバレを知ってもなお面白い、まさに「最後まで行く」価値のある映画だと言えます。