ダンまちの世界観・設定
物語の舞台
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか（ダンまち）の物語は、ダンジョンの存在する都市オラリオを舞台に繰り広げられる。オラリオは、地下に広がる巨大なダンジョンを中心に栄えた都市だ。冒険者たちはダンジョンに潜り、そこから得られる魔石を求めて日夜探索に明け暮れている。
ダンジョンの仕組み
オラリオのダンジョンは、地下1階からさらに深く延々と続いている。深層部に進むほど、強力なモンスターが出現するようになる。ダンジョンの各階層では、冒険者たちがモンスターを倒して経験値を稼ぎ、レベルアップを目指す。冒険者たちは、ダンジョン攻略を通して名声と富を得ることができるのだ。
神々と眷族、ファミリア
オラリオでは、地上に降り立った神々が「ファミリア」と呼ばれる組織を率いている。冒険者たちは、特定のファミリアに所属し、神から力の恩恵を授かる「眷族」となる。眷族は努力と経験によってステイタスを上げ、スキルや魔法を会得していく。ファミリア同士の協力と競争が、オラリオの発展を支えているのだ。
ダンまちのストーリー全体像
ベルの出会いと成長
ダンまちの主人公、ベル・クラネルはヘスティア・ファミリアに所属する新米冒険者。憧れのアイズ・ヴァレンシュタインとの出会いをきっかけに、ベルは真の強さを求めて成長していく。仲間との出会いと冒険を重ね、ベルは驚くべき速度でレベルを上げていった。次第にヘスティア・ファミリアの中心的存在へと成長を遂げるのだ。
本格的な冒険が始まる
中層の攻略に乗り出したベルたちは、より強力なモンスターとの戦いに身を投じる。ミノタウロスとの死闘を制したベルは、新たな力に目覚める。ヘスティア・ファミリアの規模も拡大し、他のファミリアとの協力と対立を繰り返す。数々の強敵との戦いを通して、ベルは着実に英雄への道を歩んでいく。
ベルの英雄譚
オラリオ屈指の新人英雄となったベルに、新たな冒険が訪れる。ベルが出会ったのは、人間とモンスターの狭間に生きる存在「異端児（ゼノス）」。彼らを狩る復讐者集団との闘争に身を投じたベルは、自らの信念のために戦う。ベルの英雄としての成長と活躍が、オラリオの危機を救っていく。そして物語は、次なるステージへと進んでいくのだった。
アニメ版ストーリーの特徴
アニメオリジナル展開
原作小説を基にしたTVアニメシリーズでは、原作の主要エピソードを踏襲しつつ、オリジナル要素も盛り込まれている。ベルの成長や、ヘスティア・ファミリア団員との絆に焦点を当てたエピソードが挿入され、キャラクターの心情がより丁寧に描写される。時にコミカルに、時にシリアスに、物語に厚みを与えるアニメならではの演出が光る。
劇場版ストーリー
劇場アニメ『オリオンの矢』は、原作やTVアニメとは異なるオリジナルストーリーが展開される。アニメオリジナルキャラクターも登場し、ベルの新たな冒険がダイナミックに描かれる。ヘスティア・ファミリア団員の活躍にも注目だ。TVシリーズから時間が経過した世界を舞台に、ベルとアイズの関係性にも大きな動きが訪れる。スケール感あふれるバトルシーンと、キャラクターの新たな魅力が詰まった意欲作だ。
ソード・オラトリアのストーリー
アイズの過去
外伝作品『ソード・オラトリア』は、ダンまち本編の人気キャラクター・アイズ・ヴァレンシュタインにフォーカスした物語。幼い頃に家族を「黒竜」に奪われたアイズは、強さを求めてロキ・ファミリアへの入団を決意する。アイズを突き動かすのは、両親の仇である黒竜への復讐心。己を鍛え上げ、黒竜を倒すことがアイズの生きる目的となっていく。
ロキ・ファミリアの活躍
ソード・オラトリアでは、本編でも活躍するロキ・ファミリアのメンバーたちが大活躍する。団長のフィンをはじめ、副団長のリヴェリア、アイズの親友とも言えるティオネとティオナ、最強の攻撃力を誇るベートなど、個性豊かなキャラクターたち。彼らとアイズの絆や、ロキ・ファミリアならではのダンジョン攻略の様子が描かれる。アイズを中心としつつ、ファミリア全体の物語としても楽しめる作品だ。
まとめ
ダンまちの面白さ
ダンジョンを舞台に繰り広げられる冒険ファンタジー、ダンまち。本編とソード・オラトリアを合わせると、その面白さはさらに広がりを見せる。次々と立ちはだかる強敵との戦い、仲間との絆、過去との決別など、様々な要素がキャラクターたちを魅力的に彩っている。ベルの成長物語を軸としつつ、多彩なキャラクターたちが物語を盛り上げてくれる。
今後の展開への期待
原作小説の累計発行部数は1700万部を突破し、今なお数多くのファンに愛されるダンまち。今後のストーリー展開にも大きな期待が寄せられている。ベルの新たなる冒険は、どのような展開を見せてくれるのか。TVアニメや劇場版など、メディアミックス展開での新展開にも注目だ。オラリオの地で紡がれる数多の冒険譚を、これからも見守っていきたい。
