『デイ・アフター・トゥモロー』のあらすじを完全ネタバレ!迫力の見所シーンと登場人物、興行収入も解説

『デイ・アフター・トゥモロー』の基本情報

興行収入は全世界で5億4,400万ドル

製作費は1億2,500万ドル。2004年の公開当時、全米週末興行収入ランキングで1位を獲得。日本でも大ヒットを記録した。

第30回サターン賞で最優秀SF映画賞を受賞

サターン賞は、SFやファンタジー、ホラー映画に与えられる映画賞。ノミネートは『エターナル・サンシャイン』『アイ,ロボット』など強豪揃いの中での受賞だった。

『デイ・アフター・トゥモロー』のあらすじを完全ネタバレ!

温暖化がもたらした異常気象と急速な冷却

気候学者のジャック・ホール博士は、地球温暖化によって引き起こされる海流の変化が新たな氷河期をもたらすという衝撃的な説を唱えていた。彼の警告は現実のものとなり、世界各地で異常気象が頻発。ロサンゼルスに巨大竜巻が襲来し、ニューヨークは津波に飲み込まれる。そしてあっという間に、北半球は氷点下の世界へと変貌を遂げていく。

氷河期に閉じ込められたサムを救出に向かうジャック

ニューヨークにあるマンハッタン図書館に避難したジャックの息子サムたち。だが外は氷点下50度の世界と化し、助けを求めることも叶わない。一方、息子の危機を感じ取ったジャックは、彼を救うため凍てついたマンハッタンへと旅立つ。溶けない雪に阻まれながらも、サムのもとへと必死でたどり着こうとする。

絶体絶命のピンチを救ったのは図書館の知識だった

マンハッタン図書館に閉じ込められたサムたち。外の世界とは完全に隔絶され、極寒の室内で助けを待つしかない。だが彼らは諦めない。図書館にある膨大な書物から生存に役立つ知識を学び、飢えをしのぎ、寒さに耐えるすべを身につけていく。そうして必死に生き延びながら、救助の日を待ち続ける。

ハッピーエンドの結末

壮絶な旅を続けるジャック。一方、図書館のサムたちにも変化が。心を通わせ合い、力を合わせることで、過酷な状況を生き抜いてゆく。そしてついに、父と子の再会。北半球を覆った氷も徐々に溶け始め、世界に再び希望が訪れる。人類の英知と助け合いの心が、未曽有の危機を乗り越えたのだった。

登場人物&キャストを一挙紹介

ジャック・ホール(演:デニス・クエイド)

気候学者。地球温暖化がもたらす危機を予見する。息子思いの父親でもある。

サム・ホール(演:ジェイク・ギレンホール)

ジャックの息子。ニューヨークへ旅行中に大災害に巻き込まれる。図書館で仲間とともに過酷な状況を生き抜く。

その他の主要キャスト

  • エミー・ロッサム:サムの友人ローラ役
  • イアン・ホルム:気候学者テリー・ラプソン博士役
  • セーラ・ウォード:ジャックの元妻ルーシー役

『デイ・アフター・トゥモロー』の見所シーン解説

ロサンゼルスを襲う巨大竜巻

ロサンゼルスの街並みをことごとく破壊する竜巻のシーンは圧巻。リアルな映像表現が、パニック映画としての迫力を生んでいる。

ニューヨークに迫る巨大津波

高層ビル群に迫り来る巨大津波。自由の女神の頭を飲み込む衝撃的なシーンは、映画の象徴的な場面の1つだ。

凍てつくマンハッタンの図書館での救出劇

極寒のマンハッタンで、図書館に閉じ込められたサムたちの救出シーン。父親ジャックの必死の捜索が、見る者の感情を揺さぶる。

『デイ・アフター・トゥモロー』のメッセージと現実との関連性

地球温暖化による異常気象の危険性

映画は地球温暖化がもたらす危機を予見している。近年、世界各地で異常気象が頻発しているが、人間活動に起因する温暖化の影響は無視できない。

気候変動問題に関する警鐘

映画からは、気候変動問題への警鐘が感じられる。地球規模の異変は突然ではなく、気づかぬうちに進行している。私たち一人一人が真剣に向き合うべき問題であることを、この作品は示唆しているのだ。

おわりに:大迫力のパニック映画としても楽しめる作品

『デイ・アフター・トゥモロー』は、気候変動という現実的な問題をテーマに据えながらも、娯楽作品としての魅力も十分。巨大竜巻や大津波など、スペクタクルなシーンの連続に圧倒される。親子の絆を軸にしたヒューマンドラマとしての感動も備えている。SF映画ファンのみならず、ワイドショーを楽しめる作品だ。