『ゴーストバスターズ』のストーリーを10分で完全解説!見どころから名シーンまで徹底網羅

『ゴーストバスターズ』とは?ジャンルや舞台設定、作品の魅力を解説

『ゴーストバスターズ』は、1984年に全米公開されたコメディ映画の傑作です。SFやホラー、アクションの要素を巧みに織り交ぜつつ、個性豊かなキャラクターたちによる笑いに溢れた展開が見所の作品です。ニューヨークを舞台に、超常現象の研究者たちが幽霊退治のビジネスを立ち上げ、次第に明らかになる壮大な陰謀に立ち向かう姿が描かれます。アカデミー賞視覚効果賞にノミネートされるなど、当時の最新の特殊効果を駆使したゴーストのアクションシーンも必見。主演のビル・マーレイ、ダン・エイクロイド、ハロルド・ライミス、シガニー・ウィーバーらの怪演も見逃せません。パロディ、風刺、ブラックユーモアを交えながら、ニューヨークの街とそこに暮らす人々の日常をユニークな視点から切り取った作品です。

『ゴーストバスターズ』のストーリーを5分で振り返る

超常現象に立ち向かう3人の落ちこぼれ博士たち

コロンビア大学の超常現象研究所で研究を続けていた3人の博士、ピーター・ヴェンクマン、レイモンド・スタンツ、イゴン・スペングラーは、研究成果の乏しさから大学を追い出されてしまいます。しかし、ニューヨーク公共図書館で本物の幽霊に遭遇したことをきっかけに、幽霊退治のビジネス「ゴーストバスターズ」を開業します。独自開発の装備を武器に、次々と舞い込む依頼をこなしていく3人でしたが…。

ニューヨークを襲う大量の悪霊

ニューヨークの街で幽霊の目撃情報が急増し、ゴーストバスターズの業務は多忙を極めます。そんな中、ダナ・バレットから、自宅の冷蔵庫に現れる不気味な神殿の調査依頼が舞い込みます。現場に向かったピーターは、ダナの隣人ルイス・タリーから、同様の現象が起きていることを知ります。2人はまもなく、古代シュメール神話の悪神ゴーザの眷属に取り憑かれてしまい…。

最強の敵ゴーザが出現、ゴーストバスターズ史上最大のピンチ

調査を進めるゴーストバスターズは、ダナとルイスの住むビルが、悪魔の神ゴーザを復活させるために設計された「魔窟」であることを突き止めます。しかし、ニューヨークの街を混沌に陥れるべく、ついにゴーザが召喚されてしまいます。ゴーザは、ゴーストバスターズが思い描いたものを具現化する能力で、巨大な「マシュマロマン」と化して暴れ始めます。果たして、ゴーストバスターズはこのピンチを乗り越えられるのか!?

映画のラストに待ち受ける衝撃の展開

ニューヨークの危機に、ゴーストバスターズは総力を挙げてゴーザに立ち向かいます。ダナとルイスを救出し、魔窟となったビルの屋上でゴーザと対峙する4人。粒子線を超強力ビームに収束させ、ゴーザの神殿に撃ち込むことで事態の収拾を図りますが、その先には思いもよらない展開が待ち受けていました。ゴーストバスターズの活躍で一度は平和を取り戻したニューヨークでしたが、彼らの闘いはこれからも続くのです。

『ゴーストバスターズ』の主要登場人物を詳しく紹介

ピーター・ヴェンクマン博士(ビル・マーレイ)の魅力

ゴーストバスターズのリーダー的存在で、現象心理学者。シニカルで皮肉屋だが、臨機応変に行動できる頼れる男。依頼主のダナに一目惚れするなど、女好きの一面も。軽口を叩きながら難局に立ち向かう姿は、ビル・マーレイの代表的な演技の1つと言えるでしょう。

レイモンド・スタンツ博士(ダン・エイクロイド)の活躍

ゴーストバスターズの中では一番の熱血漢で、心霊現象の研究に人生を捧げている。明るく前向きな性格で、仲間想いの一面も。作中でも、ゴーザ召喚の謎を解くカギを握る重要な役割を果たします。

イゴン・スペングラー博士(ハロルド・ライミス)の天才ぶり

ゴーストバスターズの頭脳役で、物理学と心霊工学を専門とする。無口で皮肉屋だが、鋭い洞察力と発明の才に長けています。劇中では、ゴーストを捕獲する装置を開発するなど、重要な役割を果たします。

ディナ・バレット(シガニー・ウィーバー)の存在感

ニューヨークのオーケストラで チェロ奏者を務める女性で、ゴーストバスターズに助けを求める依頼人の1人。ゾウル神に取り憑かれたことでストーリーのカギを握る存在に。ウィーバーの凛とした美しさと演技力が存分に発揮された役柄です。

『ゴーストバスターズ』の見どころや名シーンを解説

ゴーストバスターズ結成シーン

大学をクビになった3人が、古いファイアーステーションを借りて「ゴーストバスターズ」の事務所を構えるシーン。「ゴーストバスターズ、ごきげんいかが?」と電話に出るシーンは印象的。ちなみに、劇中で着ている制服は、イメージカラーとなる茶色い作業服にしたのはエイクロイドのアイデアだったそうです。

図書館でのお化け騒ぎ

ニューヨーク公共図書館で、本物の幽霊が出現するシーン。本の間から浮かび上がるゴーストや、恐ろしい姿に変貌を遂げる幽霊の描写は、今見ても色あせないリアルな特殊効果。幽霊役を演じたのは、舞台女優のルース・オリバーだそうです。

ホテルでのスライム攻撃

高級ホテルに出現した緑色のスライム(エクトプラズム)から、巨大なゴーストが襲い掛かるシーン。ビル・マーレイ扮するピーターが、スライムまみれになりながらも、必死でゴーストと格闘する様子は爆笑必至。

究極の敵ゴーザとの対決

クライマックスのシーンで、超高層ビルの屋上に現れたシュメール神話の悪神ゴーザとの壮絶なバトル。レイが思い浮かべた「マシュマロマン」の巨大な姿に具現化したゴーザのビジュアルインパクトは圧巻です。ゴーストバスターズの兵器“プロトンパック”を使った総力戦は、最後まで目が離せません。

『ゴーストバスターズ』の関連作品や最新情報

『ゴーストバスターズ』の大ヒットを受けて、1989年には続編『ゴーストバスターズ2』が公開されました。オリジナルキャストが再集結し、前作から5年後のニューヨークを舞台に、再び悪霊との戦いを繰り広げます。2016年には女性キャストによるリブート版『ゴーストバスターズ:アンサー・ザ・コール』が製作。オリジナル版とは異なる設定とキャラクターで新たなゴーストバスターズの物語が展開されました。さらに2021年、待望の『ゴーストバスターズ/アフターライフ』が公開に。オリジナル版から約30年後を舞台に、エイクロイドとラミスの孫たちが祖父の遺産を手がかりに、新たな冒険に挑みます。大ヒットを記録し、今後のシリーズの展開にも期待が高まっています。

まとめ:『ゴーストバスターズ』は笑って泣ける最高のエンターテイメント作品

『ゴーストバスターズ』は、80年代の特殊効果の粋を集めた、スリリングなアクションと笑いが融合した最高のエンターテインメント作品です。主演のビル・マーレイを始めとする個性的な俳優陣の掛け合いと演技、テンポの良い展開、シュールでユーモラスなゴーストのキャラクター造形など、どこを取っても秀逸の出来栄え。公開から30年以上たった今なお色褪せない魅力で、世代を超えて愛され続けているのも納得の傑作です。最後まで爽快な笑いと感動が詰まった本作を、ぜひ劇場かレンタル、配信でご覧ください!