「七つの大罪」10分で完全理解!全シリーズのあらすじを時系列で丸わかり

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七つの大罪とは?作品の基本情報

七つの大罪の概要

「七つの大罪」は、鈴木央による日本の漫画作品です。2012年から2020年にかけて、週刊少年マガジン(講談社)で連載されました。剣と魔法の世界を舞台としたダークファンタジー作品で、7人の大罪人から成る伝説の騎士団の活躍を描いています。
作品の舞台は、ブリタニアと呼ばれる中世ヨーロッパ風の架空の大陸。かつて最強といわれた七人の騎士たちは、とある事件をきっかけに「七つの大罪」の汚名を着せられ、国から追放されてしまいます。物語は、王女エリザベスが失われた平和を取り戻すため、かつての七つの大罪の団長・メリオダスを捜す旅から始まります。

主要登場人物の紹介

物語の主人公となるのは、七つの大罪の面々。
団長の「憤怒の罪」メリオダスは、一見若く見えますが実は3000歳以上の力を秘めた不思議な存在。
優しくいたずら好きな性格で、主人公らしからぬ一面もありますが、仲間想いで熱い男気を持っています。
ヒロインのエリザベスは、リオネス王国の第三王女。七つの大罪に助けを求め、メリオダスたちとともに旅をします。
純粋で強い正義感の持ち主です。
そのほかの大罪のメンバーには、「強欲の罪」バン、「嫉妬の罪」ディアンヌ、「怠惰の罪」キング、「色欲の罪」ゴウセル、「暴食の罪」マーリン、「傲慢の罪」エスカノールがいます。
彼らにはそれぞれに大罪を背負った過去がありますが、信頼できる仲間として結束していきます。
七つの大罪は人気作品となり、全41巻の単行本の発行部数は4000万部を突破。
テレビアニメや劇場版アニメ、ゲームなど幅広いメディアミックス展開も行われています。

七つの大罪 ストーリーのあらすじ①:原作漫画版

リオネス王国編

舞台は、ブリタニア大陸の大国・リオネス王国。かつて最強の騎士団と謳われた「七つの大罪」は、十年前に国家転覆罪によって国から追放されていました。
ある日、リオネス王国の王女エリザベスは、聖騎士たちによるクーデターで国が危機に瀕していることを知ります。国を救うため、エリザベスは七つの大罪を探す旅に出ます。
最初に出会ったのは、「豚の帽子亭」という移動酒場の店主・メリオダス。実は彼こそ、七つの大罪の団長にして「憤怒の罪」の男でした。エリザベスに協力することを約束したメリオダスは、かつての仲間たちを捜す旅に出発。豚の相棒ホークも一緒です。
旅の途中で出会った〈嫉妬の罪〉ディアンヌ、〈強欲の罪〉バン、〈怠惰の罪〉キング、そして〈色欲の罪〉ゴウセル、〈暴食の罪〉マーリンが再び集結。しかし、彼らが王都に戻った時、更なる脅威が待ち受けていました。

十戒編

実は、事件の黒幕である聖騎士長ヘンドリクセンは、かつて封印された魔神族の復活を目論んでいたのです。その過程で、魔神族最強の戦士集団「十戒」の封印が解かれてしまいます。
人間、妖精、巨人など、ブリタニアの種族を超えた連合軍が十戒に立ち向かいますが、圧倒的な力の前に苦戦を強いられます。
メリオダス自身も、実は魔神族の王子であり元十戒の一員でした。しかし今は、エリザベスと仲間たちを守るため、宿敵である十戒に挑みます。
十戒との戦いは熾烈を極め、メリオダスでさえ窮地に陥る場面も。そんな中、メリオダスとエリザベスの過去が徐々に明かされていきます。はたして七つの大罪と世界の行方は――。

七つの大罪 ストーリーのあらすじ②:TVアニメ版

シーズン1

テレビアニメ版「七つの大罪」は、2014年10月から2015年3月にかけて放送されました。全24話で、原作漫画の1〜13巻までのストーリーが描かれています。
物語は、リオネス王国の王女エリザベスが、国を守るために七つの大罪を探す旅から始まります。最初の出会いは、酒場の店主メリオダス。次第に、かつての仲間であるディアンヌ、バン、キング、ゴウセルたちと再会していきます。
一方、王国では聖騎士長ヘンドリクセンが暗躍。魔神族復活のために暗黒の力を求めていました。七つの大罪たちは、彼の野望を阻止すべく、ついに決戦に挑みます。
シーズン1では、七つの大罪メンバーの過去や因縁も描かれました。ディアンヌとキングの悲しい別れ、バンと妖精王の森のエレインとの出会いなど、ドラマチックなエピソードが盛りだくさんです。

シーズン2

2018年1月から6月まで放送されたシーズン2「戒めの復活」では、原作の新約・十戒来襲編の内容が全24話で描かれました。
ヘンド

ヘンドリクセン討伐から数年後。かつて封印されていた十戒が復活し、ブリタニア全土に脅威をもたらします。メリオダスたち七つの大罪は、再び力を合わせて強敵に立ち向かいます。
シーズン2では、物語のカギを握るメリオダスとエリザベスの過去が大きく描かれました。二人が出会った理由、そして魔神族と女神族の因縁。三千年前の聖戦にまで遡る重大な謎が次第に明かされていきます。
十戒との戦いはさらにスケールアップ。王国を越えて、世界中の強者たちも巻き込んだ一大バトルが繰り広げられました。原作の名シーンの数々が次々と映像化され、ファンの期待に応えます。
中でも、エスカノールの圧倒的な強さが遺憾なく発揮されたエピソードは必見。そして、メリオダスの痛烈な過去や、ゼルドリスら十戒との因縁も、このシーズンの大きな見どころとなりました。
緊迫感溢れるストーリー展開と、キャラクター一人一人の魅力が存分に描かれた シーズン2。原作ファンのみならず、アニメファンからも高い評価を受けています。

七つの大罪 ストーリーのあらすじ③:劇場版

劇場版1作目「天空の囚われ人」のストーリー

「七つの大罪 天空の囚われ人」は、2018年8月に公開された劇場版アニメーション第1弾です。原作漫画とは異なる、完全新作のストーリーが描かれました。
舞台は天空界。そこでは、6つの種族による「スカイ・パレス・トーナメント」が開催されようとしていました。
突如現れた六人の強敵に敗れ、エリザベスが連れ去られてしまいます。
メリオダスたち七つの大罪は、エリザベス奪還のために立ち上がります。

トーナメントでは、闘級1万を超える強敵との白熱のバトルが繰り広げられます。
メリオダスは魔神族の王族として、エリザベスは女神族の生まれ変わりとして、複雑な立場に置かれることに。
また、メリオダスの弟・ゼルドリスの苦悩も大きなテーマとなっています。

劇場版2作目「光に呪われし者たち」のストーリー


2021年7月公開の「七つの大罪 光に呪われし者たち」は、原作漫画完結後の世界を舞台にした作品です。
物語は、リオネス王国の新王となったメリオダスと、王妃エリザベスの結婚式から始まります。
式の最中、エリザベスが何者かに連れ去られるという事件が発生。
さらに、二人の息子であるトリスタンまでもが行方不明になってしまいます。
かつて「七つの大罪」の名を欲しいままにした仲間たちが再集結し、エリザベスとトリスタンを捜す旅に出ます。
そこで明らかになる、「光の呪い」の秘密とは?新たな冒険の行方にご注目ください。
メリオダスとエリザベスが王と女王として国を治める姿や、息子・トリスタンの活躍にも注目です。
原作ファンにとっては「その後」が描かれる貴重な作品であり、新規ファンにとっても十分に楽しめる内容となっています。

七つの大罪 物語の鍵を握る伏線と謎

メリオダスの秘密

主人公メリオダスは、一見すると気さくで陽気な若者ですが、その素性は謎に包まれています。実は彼は三千年以上の時を生きる魔神族の王族であり、かつては十戒の一員でした。しかし、エリザベスとの出会いによって心境に変化が生じ、魔神族に反旗を翻したのです。
魔神王の息子として生まれながら、なぜ仲間を裏切ったのか。彼の過去には、物語の真相に迫る重要な鍵が隠されているようです。特に、かつての十戒メンバーとの因縁や、父である魔神王との対立は見逃せないポイントです。

エリザベスをめぐる因縁

ヒロインのエリザベスは、リオネス王国の王女として登場します。しかし、彼女の正体は女神族の生まれ変わり。三千年前、メリオダスと愛し合った運命のパートナーでした。
女神族と魔神族という対立する立場でありながら結ばれた二人。しかし、その絆ゆえに悲劇的な運命を辿ることになります。最高神と魔神王によって与えられた呪いにより、エリザベスは短い人生を繰り返し、メリオダスは彼女を失い続ける苦しみを味わってきたのです。
この因縁は物語全体を貫く重要な設定であり、メリオダスとエリザベスが辿る道を大きく左右します。彼らが呪いを解き、めぐり逢えるのか。そこに至るまでの道のりにも注目です。

まとめ:七つの大罪の魅力と続編の見所

壮大な冒険ファンタジーとしての面白さ

「七つの大罪」の大きな魅力は、緻密に練られた壮大なファンタジー設定にあります。
人間、妖精、巨人、女神、魔神など様々な種族が存在するブリタニアの世界。
その広大な舞台で繰り広げられる冒険と戦いは、見る者を飽きさせません。
ストーリーは単なるバトル漫画に留まらず、重層的な物語構造を持っているのも特徴です。
次第に明かされていく「三千年前の聖戦」の真実。
最高神と魔神王の意思が交錯する陰謀。
そこに巻き込まれるメリオダスとエリザベスの悲劇的な運命。
読み進めるほどに、新たな驚きと感動に出会えるでしょう。

魅力的なキャラクターたち

何といっても、七つの大罪を名乗る7人の魅力は外せません。
気さくでいたずら好きな男・メリオダス。
ときに残酷な一面も見せるバン。
一途な愛情を秘めたディアンヌ。
ツンデレな性格が愛らしいキング。
謎めいた存在感を放つゴウセル。
最強の魔術師を自負するマーリン。
昼と夜で豹変する奇妙な体質のエスカノール。
彼らが織りなす掛け合いとド派手なバトルは、物語に彩りを与えています。
メリオダスとエリザベスの関係性にも注目です。
幾度の悲劇を乗り越え、運命に立ち向かおうとする二人の姿は、胸を打たれずにはいられません。

続編への期待と展望

原作漫画は2020年に完結しましたが、物語はまだ終わりません。
劇場版アニメでは、その後の世界が描かれました。
メリオダスとエリザベスが結ばれ、リオネス王国を治める姿。
息子のトリスタンが巻き起こす新たな冒険。
かつての仲間たちの再集結。
ファンにとっては たまらない展開の連続です。
また、原作者・鈴木央氏による続編「四騎士(ホークナイツ)」の連載も決定。
新たな世代の活躍にも期待が高まります。
「七つの大罪」の世界は、これからも私たちを魅了し続けるでしょう。
冒険と感動の物語は、新たなステージへと向かっています。