「アナ雪」のあらすじを結末までネタバレありで解説!映画の見所や魅力も徹底考察

「アナ雪」のあらすじが気になる!「アナと雪の女王」の基本情報をおさらい

公開年と製作スタジオ

「アナと雪の女王」は、2013年にアメリカで公開されたディズニー製作の3DCGアニメーション映画です。ディズニーの53作目の長編アニメーション作品となります。製作はウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオが手がけました。

監督とスタッフ

監督は、クリス・バックとジェニファー・リーの2人です。クリス・バックは過去に「シュガー・ラッシュ」の監督を務め、ジェニファー・リーは本作で長編映画監督デビューを果たしました。製作総指揮はディズニー・アニメーション・スタジオの最高経営責任者であるジョン・ラセターが担当しています。

主要キャストの紹介

主人公のアナ役は、クリスティン・ベルが演じています。エルサ役はイディナ・メンゼル、クリストフ役はジョナサン・グロフ、オラフ役はジョシュ・ギャッドが担当しました。日本語吹き替え版では、アナ役を神田沙也加、エルサ役を松たか子が演じています。

音楽担当とその代表曲

音楽はロバート・ロペスとクリステン・アンダーソン=ロペス夫妻が手がけました。代表曲は「Let It Go」で、劇中ではイディナ・メンゼルが歌っています。この曲は大ヒットし、アカデミー歌曲賞を受賞しました。日本語吹き替え版では松たか子が「レット・イット・ゴー〜ありのままで〜」として歌っています。

「アナと雪の女王」のストーリーをダイジェスト!ネタバレありであらすじを解説

アレンデール王国と幼い頃の姉妹

「アナと雪の女王」の舞台となるのは、架空の王国アレンデールです。この国では姉のエルサと妹のアナの姉妹が幼い頃を過ごしていました。エルサは生まれつき、すべてのものを凍らせる魔法の力を持っていました。ある日、エルサは誤ってアナに魔法をかけてしまい大ケガをさせてしまいます。

魔法の力を恐れ心を閉ざすエルサ

両親に連れられトロールのところに向かったエルサとアナ。トロールはアナの命を救うため、エルサの魔法の記憶を消去します。それ以来、エルサは妹を傷つけまいと、魔法の力を隠して生きることを決意。城の扉を閉ざし、妹とも距離を置くようになってしまいました。

戴冠式で明らかになる真実

それから月日は流れ、エルサの戴冠式が行われる日がやってきました。妹のアナは外の世界に触れることを心待ちにしていましたが、式典でアナがエルサに無理やり手袋を外そうとした時、エルサの魔法が暴走。真実を知った国民から怪物呼ばわりされたエルサは、王国から逃げ出してしまいます。

凍りついた世界とアナの冒険の始まり

エルサが去った後、アレンデール王国は永遠の冬に閉ざされてしまいました。アナはエルサを連れ戻すため、雪だるまのオラフと共に旅に出ます。途中、山男のクリストフとトナカイのスヴェンも仲間に加わり、エルサを探す冒険の旅が始まったのです。

雪山での出会いと試練の数々

一行は雪山でエルサが建てた氷の城を見つけ出します。しかし、自分の魔法を恐れるエルサは、アナたちを拒絶。その時、エルサはうっかり魔法でアナの心臓を冷やしてしまいます。エルサの叫びで作られた雪の怪物に追い払われたアナたちでしたが、トロールに助けを求めることに。

真の愛が生み出した奇跡

アナを救うには「真実の愛」が必要だと告げられたクリストフは、アナをハンス王子のもとへ急ぎ送り届けます。しかしハンスは、アナへの愛は偽りであり、王位を手に入れるためにアナに近づいていただけでした。凍えるアナでしたが、エルサを守るために身を挺して犠牲となります。その瞬間、「真実の愛」によってアナの体は氷から溶け出し、エルサも愛することの大切さに気づくのでした。

「アナ雪」の見所はココ!映画の魅力を支える4つの要素

シリアスとコミカルが織り交ざるストーリー展開

「アナと雪の女王」は、シリアスなシーンとコミカルなシーンのバランスが絶妙です。アナとエルサの姉妹愛や、エルサの葛藤といったシリアスな部分と、オラフの可愛らしさや仲間たちとの楽しい掛け合いが、物語を引き立てています。

エルサの内面描写と印象的な名曲の数々

エルサの心情の変化が丁寧に描かれているのも見どころの一つです。特に「レット・イット・ゴー」を歌うシーンは、彼女の葛藤と覚悟、そして解放された喜びが表現されており、非常に印象的です。他にも「生まれてはじめて」「とびら開けて」など名曲が多数収録されています。

アナを支える魅力的なサブキャラクター

主人公のアナを支える仲間たちも、とても魅力的です。雪だるまのオラフは純真で愛らしく、クリストフとスヴェンの絆も印象的。加えて、ハンス王子の意外な正体など、サブキャラクターの意外な一面も物語を盛り上げています。

細部にまでこだわり抜かれたビジュアル表現

本作のアニメーションは非常に美しく、細部にまでこだわりが感じられます。エルサが作り出す雪や氷は、まるで本物のようにリアル。雪山の風景や、エルサが建てた氷の城の造形美も目を見張るものがあります。映像美にも注目したい作品です。

記録的大ヒットとなった「アナと雪の女王」の社会的影響力

公開当時の反響と興行成績

「アナと雪の女王」は公開当時から大きな注目を集め、記録的な大ヒットとなりました。全世界での興行収入は12億ドル以上に上り、日本でも255億円超えの大ヒット。多くの観客を魅了し、社会現象とも言える人気を博しました。

共感を呼んだテーマ性とメッセージ

本作が多くの人の心をつかんだ理由の一つに、共感を呼ぶテーマ性とメッセージ性の高さがあります。自分の個性に悩む人や、周囲との関係に悩む人は多く、エルサの抱える葛藤に共感したという声が多数。また、「真実の愛」というメッセージにも多くの人が勇気づけられたようです。

新たなディズニープリンセス像の確立

「アナと雪の女王」は、新しいディズニープリンセスの姿を提示した作品とも言えます。自分の力で問題解決に立ち向かい、愛する人を救うヒロインの姿は、現代の価値観にマッチしていました。アナとエルサは、まさに現代における新たなプリンセス像を確立したのです。

まとめ

「アナと雪の女王」は、胸を打つ感動のストーリーと美しい映像、魅力的なキャラクターと音楽で多くの人を魅了し、社会現象となるほどの大ヒットを記録しました。姉妹の絆と自己実現の物語は、老若男女問わず多くの人の心に響いたようです。キャラクター性の高さ、作品の完成度の高さから、「アナ雪」は長く愛され続ける名作ディズニー映画の仲間入りを果たしたと言えるでしょう。